これだけ見ごたえのあるドラマが１桁の視聴率しかないんですから。
全５回だけなのであと３回しかありません。まだご覧になってない方は是非ご覧いただきたいです！
ＮＨＫ 土曜21時
「鉄の骨」第２話
主演―小池徹平
脚本―西岡琢也
演出―松浦善之助
大手ゼネコンの談合の実態をリアルに描くこのドラマ。
前回は談合で落札するはずが、それを暴く怪文書が流れたために談合発覚を恐れた仲間に裏切られ、落札できなかった一谷組。
今回はせっかく談合仲間から今度こそ一谷組が落札できるように仕切ってもらいながら…
談合に批判的な静岡の地場ゼネコン、トキワ土建が入札に加わることになり…
争った結果、またも落札に失敗するまでの話。
一谷組の下請けの坂元舗装の社長(寺島進)は、一度はトキワ土建の仕事を受けながら、平太(小池徹平)の説得でやはり一谷組の仕事をすることにするのですが…
結局ダメだったため、傾きかけてた会社を廃業することにするという展開もそこに加わりました。
ゼネコンの落札は、下請けにも大きな影響を与えることを描いていました。
寺島進がいつになく抑えた演技で、気のいい昔かたぎのダメ社長を演じていました。
このドラマ、地味ながら実力派ぞろいのキャスティングが見事で、今回は寺島に加え、談合で痛い目にあった父親に代わって、断固談合に刃向かうトキワ土建の若社長に高橋一生、その片腕の営業部長に渡辺哲と、この２人も好演して対決を盛り上げてくれました。
更に、平太の恋人(臼田あさ美)に近づく銀行マン(宅間孝行)の存在も気になりますし、建設族議員役に北村総一朗というのも心憎いキャスティングです。
あと、談合の裏のドン三橋(中村敦夫)と平太の母親(松田美夕紀)の関係も気になるところです。
一谷組をつぶそうとしている動きにどう立ち向かっていくのか、次回以降もどんどん面白くなっていきそうです！
今回の評価は…
複雑な思いで寺島とすき焼きを食べるシーンの、小池徹平の受けの演技が良かったです。
こういう受けの芝居が、この人は上手いです！
(^-^)b