今の時代って恋愛ドラマを作るのって難しいのかな~
そんなことすら考えてしまいました。
とかく「月9」という枠のかつて見た恋愛ドラマの傑作のイメージが強く残りすぎていて、あの頃の方が良かった…ってことになってしまいがちなんですね…
長引く不況や政治への不信、閉塞感のある世の中で恋愛ドラマを楽しむ気分になりにくいというのもあるかもしれません。
…まぁ、そんな大げさな話ではなく、単に出来がイマイチだからなのか、期待ほどドキドキ、ワクワクしない滑り出しでした。
フジテレビ 月曜21時
「夏の恋は虹色に輝く」第1話
主演―松本潤、竹内結子 脚本―大森美香
演出―澤田鎌作
松本潤演じるのが、国民的な名優の息子で二世俳優として出ているけど、全く評価されてない…って役なんですが…
その設定がね~
まずリアルじゃないんですね。
父親が二枚目スターで、息子がそれほどでもない…なら(例えば加山雄三の息子)わかるんですが…
伊東四朗の息子で松本潤の容姿なら間違いなく人気が出て使われそうですもんね。
大抵親バカで自分の出ている作品に出させたりしますしね…(実際伊東四朗の息子もよく一緒に出てるし…)
その二世俳優のダメさ加減に説得力がないわけです。セリフで理屈っぽいとか、一人よがりとか説明されるだけで…。
今回は恋愛進行と同等に、この設定の説明に時間が割かれてましたが、この説得力のなさが主人公をただの愚痴っぽい男にしか見せずイマイチ入り込めなかった原因となりました。
(…気にしすぎかもしれませんがね…(汗))
さて肝心の恋愛の方ですが、竹内結子演じるヒロインがイマイチ魅力的に描かれてません。
やおらとても登れそうにない木に登って、なぜか持ってるハサミで切って、ぶらさがってる大雅(松本潤)を落としたり…
海辺で、ちょっと見たら引くほど大声で泣いてたり…
それで好きになる大雅がどうかしてる…と思わざるをえませんでした。
これが甘やかされちやほやされてるお坊ちゃんで、初めてガツンと叱られて…っていうならわかりやすいんですが、
それだと「花男」になってしまいますもんね。
恋愛ドラマには二人の仲を妨げる障害が欠かせないわけですが、
このドラマの場合、何なんでしょう…?
予告の感じだと詩織(竹内結子)の娘の担任が大雅の兄(沢村一樹)で、恋敵になるっぽいですが…。
今回の評価は…
松坂慶子の夫役で伊東四朗さん、喜んでたのに…初回で死んでしまうとは…。