前回見て、恋愛ドラマとしての失望を記事に書き、多くのコメントをいただきました。
そして、今回を見てはっきりわかったことは、これは単なる恋愛ドラマだと思って見てはいけないのだということ。
なまじドキドキワクワクする恋愛ドラマを求めるから良くないのだと…。
フジテレビ 月曜21時
「夏の恋は虹色に輝く」第2話
主演―松本潤、竹内結子 脚本―大森美香
演出―澤田鎌作
そうなんです。
このドラマ、ダメ二世俳優楠大雅(松本潤)が成長してゆく話と思えば良いわけです。
月9なのに…とか、
恋愛ドラマなのに…とか
考えないようにしなければ…。
そう割りきって見れば、今回は割と面白くできていました。
前回ちゃんと表現されなかった大雅のダメっぷりが、冒頭のオーディションのシーンでしっかり描かれたのがまず良かった…。
「…にゃ」って言ってしまう滑舌の悪さ…
心臓マッサージのリズムは「ドラえもん」の歌と同じだなんて、変な説明をしてしまう理屈っぽさ…(笑)
トイレで呆れた監督やプロデューサーの言葉を盗み聞きしてしまった大雅は、本屋で滑舌改善のための本を買い込み、自宅で練習を始めます。
変な怪しい声が聞こえるからと部屋に飛び込んでくる母親とお手伝いさんが笑えました。
浮世離れした元女優の母親を松坂慶子がいかにもって感じで演じてます。
大雅は演技はダメでも、世話好きの人の良さがあって、今回は詩織(竹内結子)母娘との関わりでそれが描かれました。
テレビとビデオデッキの配線をしてあげたり…
娘のお守りしてあげたり…
安いスーパーをリサーチしてあげたり…
海ちゃんが忘れていった国語のノートを届けたり…
おかげで最初は嫌っていた海ちゃんも「友達」と 言ってくれるようになりました。
まぁ…でも恋愛については特に進展なし。
そこをもはや期待してないので腹も立ちません。
他では、桐谷美怜の演じる子役あがりの女優がいかにもって感じで良いのと、私めのお気に入りキャラは小倉一郎の演じる古株のおじさんです。
飄々として、とても良い味を出してます。
今回の評価は…