そうそう簡単にまとまる話ではなく…
NHK 日曜20時
「龍馬伝」第31話
主演―福山雅治
脚本―福田靖
演出―福岡利武
薩摩の西郷(高橋克実)から長州と手を結んでもいいと、口約束してもらった龍馬(福山雅治)は、陸奥(平岡祐太)を連れ高杉(伊勢谷友介)に会いに大宰府へ。
しかし、高杉はいなくて、都落ちしてかくまわれている三条実美(池内万作)ら攘夷派の公家たちと護衛している中岡慎太郎(上川隆也)がいました。
龍馬と一緒に暗殺される中岡は、龍馬の盟友で土佐勤皇党にもいたので、もっと早くに登場してもおかしくなかったのに、ここにきて唐突の登場。
いきなり薩摩へ行って西郷を連れてくるという重要な仕事を任されます。
演じる上川は迫力のある演技をする人なので、高杉の伊勢谷に次いで、主演の福山がかすんでしまいそうなほど。
龍馬が物怖じしないと誉めた陸奥が、公家たちにいかに龍馬が信用に足る人物かを面白おかしく語ってきかせたおかげで、三条は桂小五郎(谷原章介)への推薦文を書いてくれます。
そして、乗り込んで行って旧知の仲の桂と会う。
このシーン、緊張感のあるものでしたが、薩摩と長州が手を結ぶというのは、相当なトップシークレットのはず。
なのに、龍馬は兵士たちが沢山いる中で、ベラベラしゃべり出してしまい…
いくら何でもネゴシエーターとしてどうでしょう…
どうも行き当たりばったりで…
熱弁ふるっては何とか事態を打開しようとするんですが…
こういう大事な話は、人払いして密談しないとまずいでしょう…
三条からの密書もあんな所で読んじゃあまずいですよ、ホントは。
なんかシーンを盛り上げようとして、雑になってる気がします。
中岡が西郷を連れてくるのを待つ桂と龍馬。
しかし、やっと藩主の許しが出て長州へ向かった西郷は、その船中でスパイを発見、1人は逃がしてしまい…
それが理由か…下関に寄らず、京都へ向かってしまいます。
龍馬を信じたのに…と激怒する桂。
交渉は難しくなってしまいます。
ダイナミックな展開で面白い回ではありましたが、盛り上げようとしすぎな気がしました。
今回の評価は…
