主演俳優の風格…小栗旬「獣医ドリトル」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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見ました…こっそり仕事の合間に、気になったので…。





私めが想像していたより、「ちゃんと作ってるな~」というのと、
「綺麗ごとになってないリアルさ」
を感じました。





なるほど…小栗人気だけで取った視聴率ではないですね。





TBS 日曜21時
「獣医ドリトル」第1話



主演…小栗旬
脚本…橋本裕志
演出…石井康晴





感心したのは小栗旬が堂々たる主演俳優の風格を身に付けたこと。





映画や舞台で何本も主役を勤めてきたことで培った彼なりの自信が、よい形で出ています。





ブラックジャックの獣医パターンといえるキャラを、細部まで周到に作りこんで臨んでいる。





その的確な役作りに感心しました。決して綺麗ごとを並べる善人キャラでも、根っから患者を食い物にする悪人キャラでもない、グレーな感じをうまく演じています。





動物も人間も死にそうなら、わずかの可能性にかけて手術すべき、そのためにリスクをおかし高度な技術を提供するのだから、高い治療費も当然…という考えの持ち主。





このドラマには小栗の他にも、テレビによく出てるカリスマ獣医(成宮寛貴)や、チェーン展開して安く手軽に治療するベテラン獣医(國村隼)ら、いろんな獣医が出てきますが、





面白いのは3人とも「獣医はビジネス」と口をそろえて言ってること。
なぜそう言うかは、それぞれ違う考えなのですが…





他の医師と違う獣医というもののユニークさ、リアルさに引かれました。





小栗以外にも成宮、國村、石坂、更にはゲストで西村雅彦、若村麻由美と実力者ぞろいで、井上真央がかすんで見えたのは気の毒でした。





井上真央らしい役ですが、それが当たり前に見えて、逆に損しています。





どうもこの役小栗と成宮の間で…って話になるようですが、いまいち魅力を感じないのが難点。





何にせよ、ペットと飼い主の関わりにドラマがあって…というベースがしっかりしていれば…





いい作品になりそうです。16%キープは難しいでしょうが14%あたりで推移しそうな気はします。