みんなドリトル頼み…小栗旬「獣医ドリトル」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマには5人の獣医が出てきます。主人公のドリトル(小栗旬)、その親友の花菱(成宮寛貴)、2人の恩師の富沢(石坂浩二)、そのライバルで獣医師会会長になった土門(國村隼)、その息子(笠原秀幸)。





この5人が2つのエピソードで絶妙にからみ、それぞれの立ち位置や考えを明確にしたのが今回でした。
これまでの3回で一番面白い回だったと思います。





TBS 日曜21時
「獣医ドリトル」第3話



主演…小栗旬
脚本…橋本裕志
演出…坪井敏雄





1つめのエピソードは、離婚して家を出ていった母が買ってくれたフェレットを大事に育ててきた娘(平愛梨)が助けを求めにくる話。





厄介なのはそのオヤジ(段田安則)で、モンスター飼い主的に文句は言うわ、金は払わないわ…





手術後入院が必要なのに、無理に連れ帰って、また誤飲をおこし瀕死のピンチに…





大門を頼っても安楽死を勧められ、やむなくドリトルにまたすがることに…





何でも父に出してもらっていた娘は、父に逆らい治療費を自分で払い、寝ずに看病してフェレットを治す。それが娘の父離れにもつながるという話。





段田も平もきっちりキャラを演じていて、それなりに面白かったが…





もっと良かったのはもう1つの農水相の孫娘のハムスターの話。





獣医師会の会長になった土門は動物医療センターを作ろうとしていて、その協力をあおぐためにも、ハムスターを治さないわけにはいかない…





しかし、ハムスターの病状は想像以上に深刻で、土門のところでは難しい手術をできる者がいない…





そこで土門は誰か紹介して欲しいと富沢に頼る。安楽死主義の土門がそこまで助けたがるのをいぶかしく思いながらも富沢はドリトルを紹介する…





土門はドリトルに高額な報酬を約束するかわりに、治したのは土門の病院だということにしてもらいたいと要求する…





このあたりの小栗と國村の掛け合いが見ごたえがありました。





土門親子の前で、スピーディーなメスさばきを見せ、驚嘆させるドリトル。





治療の妨害が入り、期限に間に合わないというヒヤヒヤがあり、





急場しのぎで土門ジュニアが替え玉を渡し、バレて恥をかくのと逆に、





治したハムスターを持ってくるドリトル。そこで土門がなぜ自分に頼ったかの事情を知りニヤリと笑うドリトル。





このドリトルという役が、善玉でも悪玉でもない複雑な役で、そこをうまいさじ加減で小栗旬は演じてます。





しかし、治療の妨害をしたのは誰なのか?
怪しいのは土門の次男あたりですが…





今回の評価は…7





ところで、東京には獣医さん沢山いるだろうに、なぜドリトルか花菱か土門のところばかり患者は行くんだろう?





近い場所なのかな~
不思議。
まぁそれは言いっこなしか…