いなくなってしまったQ10(前田敦子)のことを思い続ける平太(佐藤健)の長~い独白ナレーションから始まった最終回。
このドラマらしく最後までポエジーにまとまっていました…
一人の女性を愛することが世界を愛することにつながる…というやけに壮大な話になりましたけどね…
日本テレビ 土曜21時
「Q10」最終回
主演…佐藤健
脚本…木皿泉
演出…狩山俊輔
平太がリセットボタンを押したというのは思い込みで、柳教授(薬師丸ひろ子)が密かにボタンである歯を抜いていました…
中尾(細田よしひこ)にかくまってもらい、街頭でサンタクロースの格好をしているところに出会います。
ひしと抱きしめる平太の姿が切なかったです…
しかし…
月子(福田麻由子)にもしもQ10を未来に戻さないと、そのせいで560万人が死ぬことになると言われ、
(なぜそうなるかイマイチ分かりませんが…)
平太は考えた末に、結局リセットボタンを押します。
月子がサービスのように見せてくれた近い未来。そこで平太はQ10とそっくりの女性と楽しげに語らっています。
その通り、平太はQ10とそっくりの未来に妻になる女性と出会います。
初めて前田敦子がロボット声でなく、普通の声でセリフを言って、年甲斐もなく「かわいい!!」と思ってしまいました。
見事スタッフの術中にはまった感じです。
ラストは未来の平太からのメッセージで終わりました。
「今は見えなくても自分を信じろ…」
いい言葉ですね…
見えないものを信じる… それが若さかもしれません…
さて、主人公以外の人たちですが、どのペアもなんとなく曖昧なまま終わりましたね…
柳教授が小川先生(田中裕二)の家に住むことになったのや、
藤丘(柄本時生)が校長(小野武彦)のような大人になりたい…と言って喜ばせたのや…
山本(蓮佛美沙子)が久保(池松壮亮)に留年して待つから、退院したら一緒に学校へ通おうと希望を持たせたのや…
どれもこのドラマらしいほのぼのと余韻のある終わり方でした。
木皿泉の次回作が楽しみです。
今回の評価は…
総評はまたいずれ…じっくりと。