なるほどこう終わるのか…って感じでしたね。
脚本家大石静の女性賛美ドラマだったのか…と。
NHK 火曜22時
「セカンドバージン」最終回
主演…鈴木京香
脚本…大石静
演出…柳川強
危ない連中との仕事上のもつれからシンガポールで撃たれてるい(鈴木京香)の看病の甲斐なく死んでしまった行(長谷川博己)。
日本にいる妻万理江(深田恭子)のもとにも連絡が入りますが、万理江はるいに遺骨を持ち帰るよう伝えます…
空港で出迎えた万理江は、生きてる人間たちのために葬儀をやりたいんで…と遺骨を持っていき、葬儀が済むとお返しします…と持ってきます。
さすがに妻として供養するのがあなたの責任…とるいは拒否。仕方なく万理江は遺骨を持ち帰ります。
今回も終始ドライにふるまい続ける深田恭子の肝のすわった演技があっぱれで…
ペットフード会社の社長として成功し、るいの会社から本を出し、雑誌記事のインタビュアーにるいを指名するなど、その逞しさを見せつけます。
今回のドラマ、深田恭子の底力を見せつけられました。
るいも負けてはいません。新社長となり、会社の危機を切り抜けます。特に眞垣(草笛光子)に新作を書くように口説く迫力は、まさにやり手編集者でした。
しかし、るいの息子(綾野剛)が宅配便の社員になってるのは驚きましたね、まるで別人。
その元カノの愛子(YOU)はしっかり次の男を見つけてたし…(笑)
るいに新しい男を紹介し子供を生むように勧める眞垣も怪物のような生命力。
どの女性もしたたかにして逞しい…
っていう大石静のメッセージのようで…
エンディングに行との甘い日々の映像が流れても、何か興ざめでした…
今回の評価は…
このドラマもいずれ総評を書きます。