今クールのドラマでちょっと興味深かった対決。
それは同じ名前で、キャラかぶりの篠原涼子と米倉涼子が、テーマのかぶった役で主演したこと。
篠原は「黄金の豚」で詐欺師なのに会計検査局にスカウトされた役。
米倉は「ナサケの女」で地方勤務から国税局に抜擢される役。
いずれもお堅い男社会の中で女だてらに型破りな活躍するというもの。
では、このネタかぶりの2作品、どちらが結果的に良かったかというと…
視聴率という物差しで比べると…
「黄金の豚」全9話
平均…13.5%
最高…15.3%(♯1)
最低…10.5%(♯8)
「ナサケの女」全8話
平均…13.7%
最高…17.6%(♯1)
最低…11.8%(♯7)
…と「ナサケの女」の勝ち。初回が最高というのは同じで、遂に抜かなかったのは、どちらも期待はずれだったということ…
どちらも不正を暴くには1話完結では無理があって、浅いものになりがちで…
暴く相手も小ぶりな悪人になってしまったのが難でした…
ただその場合、国税局の方がバリエーションをもっても違和感が少ないし、身近な題材にもなるので…
会計検査局というイマイチ一般になじみの薄い方は、損だったと言えます。
しかも元詐欺師という設定もウソくさく、ヒロインが浮いた存在になってしまったのも敗因かと…。
どちらも気楽に見る分には、問題のない作品ではありましたがね…
二人が逆の方を主演してたらどうだったでしょうかね?