八方丸くおさまった最終回「フリーター、家を買う」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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まぁよく八方丸くおさめたな…という感じの最終回でしたね。





明らかに風呂敷を広げすぎましたね、このドラマ。

それぞれに強引にでもケリをつけたのには頭が下がりました。




まさか、家を買うとは思ってませんでした…(笑)





フジテレビ 火曜21時
「フリーター、家を買う。」最終回



主演…二宮和也
脚本…橋部敦子
演出…河野圭太





まず誠治(二宮和也)の就職の問題。

大悦(大友康平)に社員にならないか…と誘われ、

寿美子のうつ病発作のため最終面接をドタキャンした会社には、改めて面接してもらい、その場で内定が出され…





どちらを選ぶか誠治は贅沢な悩みに…
せっかく関係が良くなった誠一(竹中直人)は「土方にするために大学行かせたんじゃない…」なんて無神経な差別発言をして誠治を怒らせ、親父を尊敬したいのに…と誠治を悲しませます。





結局、「会社経営のパートナーになって欲しい」という大悦の言葉に打たれ、誠治は大悦の社員に…。
現場の仲間たちも喜んでくれます。





毎回のように出てきたハローワークの職員(アンジャッシュ児嶋)とも、友情がめばえ携帯の番号とアドレスを書いたメモを別れ際渡されるのが微笑ましかったです。





さて、遅々として進まず、賃貸物件を借りる程度で終わるのか…とばかり思っていた「家を買う」問題は…




2世代ローンを組むってことでいきなり解決…
トントン拍子で引っ越しし、引っ越し先で寿美子(浅野温子)に笑顔も戻りました…





誠治の姉(井川遥)の嫁姑問題も、一度は子供を連れ実家に帰ってきてしまうものの、ちゃんと戻って姑に言うことは言い和解…





設計の仕事をすることになり、和歌山の現場に行く千葉(香里奈)とは、出発ギリギリで好きだと告白、遠距離恋愛がおもむろに成立します…





家を買うのもそうですが、このへんになってくると何もかも急に話がまとまりすぎで、いささか面食らいました。





恋人どうしより、良い相談相手の親友って感じでしたからね…
最後までそれで良かった気もします。





あかりちゃんと哲平も仲直り、
西本夫人(坂口良子)には、イヤなら息子は帰って来ないはずだから、たまに帰って来るだけでも希望はあると誠治は勇気づけます。





…と、まぁいろいろ良い方向に進んだわけで…





やはりこのドラマって現代の寓話なんだな…という感想を新たにしました。





…と同時に、大悦や、誠一や、千葉や、西本夫人や、ハローワークの職員らそれぞれとのやりとりでの二宮和也の感情表現の繊細さ、緻密さにも改めて舌を巻きました。





さも演じてます…と感じさせずに演じる上手さ、これはなかなかできることではありません…





最終回の評価…7





このドラマに関しては改めて総評を書きます。