草なぎ剛の癒し演技に感心「冬のサクラ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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草なぎ剛は例の泥酔事件で苦しい時期を過ごしたためか…あれ以降「任侠ヘルパー」にせよ今回にせよ、演技に深みが増したように思います。





こんなピュアな人が今どきいるのかと思えてしまうような役ですが、雪深い地にホントにいそうなほど、演技を感じさせない演技を見せています。




TBS 日曜21時
「冬のサクラ」第1話



主演…草なぎ剛
脚本…高橋麻紀
演出…山室大輔





心優しき主人公の祐(たすく)はかつて恋多き女で、子供たちを置いて男と何度も駆け落ちしたような母親(吉田日出子)と2人暮らし。





しかも彼女は認知症で、介護してあげている毎日。
寛容に母を許し、当然のように優しく接している祐。




そんな祐がある日頭を打って記憶喪失してしまった女性(今井美樹)と出会い、その面倒も見ることになります。





「大丈夫ですから…」
記憶を失い不安にかられる彼女を優しく励まします。




感情をあらわにせず、言葉の一つ一つを丁寧に心をこめて話すような草なぎのセリフが、心を癒します。





雪の降りしきる透明感のある映像と相まって、心が浄められるような感じ。





しかし、実はこの女性、石川萌奈美といい病院長の妻。夫(高嶋政伸)は姑(江波杏子)の言いなりっぽくて、浮気もしている様子。姑もかなりきつくて嫌みな感じ。





きっとそんな家がイヤで飛び出したらしいことがわかります。この高嶋・江波コンビが今後ポイントですね。高嶋政伸は意外とイヤな役が上手いんですよね。





さて肝心のヒロイン役の今井美樹ですが、大河ドラマの鈴木保奈美同様、がっかりするほどひどく老けてはいないのですが…





やはり全盛期を知る者にとっては、あ~やはり年齢には勝てないよな…と寂しい思いがよぎるのはいかんともしがたく…





なんとも微妙です。
誉めたくはないし、けなすほどでもない…ってところ。





顔立ちが違いすぎて兄弟には見えにくい弟役の佐藤健は、抑えた草なぎの演技にならって自然体の演技を見せています。





萌奈美の夫の病院に勤めているというのは、ちょっとできすぎた話ですけどね。




まぁ…キャスト、脚本、演出いずれも大きな破綻はなく安心して見られそうです。





今回の評価は…7