最後まで笑わなかった織田裕二「外交官・黒田康作」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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結局、最後まで笑顔は無しでしたね…織田裕二。





渋い、渋すぎる…
彼の中では黒田康作という男は決して笑わない男なんですね…





フジテレビ 木曜22時
「外交官・黒田康作」最終回



主演…織田裕二
脚本…古家和尚、池上純哉
演出…西坂瑞城



薬害を隠ぺいした黒幕が斎藤外相(近藤正臣)と分かった黒田(織田裕二)は、鴨下(大倉孝二)と西園寺(田中圭)の協力を得て…





斎藤がスピーチするはずのものを観上(草刈民代)に代わらせ、薬害隠ぺいの事実を暴露させたのです。





斎藤と対峙するシーンで、黒田が言った「信じるべきじゃないですか?この国の人々を…」というセリフは、





偶然ながら今の日本の状況にリンクして、深く心に響く言葉でした。





惜しむらくは、このドラマ唯一のミスキャストである草刈民代が、非常に重要な役割を担うことになってしまったこと。





とても名演説とは呼べないものでした。





さりげなく去っていき、ラストはパリで流暢なフランス語で老婦人と会話する黒田。どこまでも渋くカッコいい感じで終わらせました…
織田裕二はご満足でしょう…





視聴率はイマイチで、録画率の高かったこの作品、





どのくらいの人が見たかはよくわかりません。
その真価は夏公開の映画の観客動員数でわかるのかもしれません。