このドラマを面白くしてるのは、
高橋克典のVシネマばりにわざとドスをきかせた演技と、
鈴木浩介のハジけた小悪党ぶり、
そして…毎度「♪おいらは~チャンピオン」と歌い続ける村上弘明のねっとりした悪役ぶりにあります。
今回はそのどれもが楽しめた回でした…
テレビ朝日 金曜21時
「悪党~重犯罪捜査班」第7話
主演…高橋克典
脚本…深沢正樹
演出…塚本連平
再開発を推進する県議会議員が殺されると、柴田(鈴木浩介)は手を下した腐れ縁のヤクザに脅され、反対派のリーダーを犯人にでっち上げようとします…
しかし、富樫(高橋克典)らにはバレバレで、逆にヤクザを裏切らせ、ヤクザをつかまえます…
命の危険が迫った柴田を、富樫は消したふりして中国へ逃がします…
身から出た錆なのに、あんたが悪党に引き込んだからだと、最後まで他人のせいにする浅ましさが…柴田らしかったです。
高橋克典のドスのきかせ具合が、いつに増してすごかったです…
県議会議員を殺させた前島(村上弘明)は、どうも再開発されそうな場所の出身で貧しかったらしく…お父さんが「おいらはチャンピオン」を小さい頃に歌ってくれたらしいことが分かりました。
この人も悪党になるには、それなりの理由があったってことなんでしょうね…
富樫側の人間になりつつある里中(小泉孝太郎)にも前島は牙をむき、妻をどうにかしてしまったようで…
富樫と里中が里中の家に急行すると、妻の姿はなく、ソファーにどっかりと座る前島が…
いよいよ最終回は前島との対決になりそうです…
予告では富樫血まみれでしたが…
ラストの緊張感がすごくて…
今回の評価は…