異色の学園ドラマ…長谷川博己「鈴木先生」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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第1話を見そびれてしまい、第2話から見ることになってしまったんですが…





いや~変わった学園ドラマです。テレビ東京のこの枠は攻めの姿勢が感じられますね。





秋ドラマでは死刑囚と看守の交流を描いた「モリのアサガオ」
冬ドラマでは患者の側に立って治療する医師を描いた「最上の命医」





と一味違ったドラマ作りは評価に値します。視聴率は低いですが、他では作らないものを作るという志の高さを感じます。





テレビ東京 月曜22時
「鈴木先生」第2話



主演…長谷川博己
脚本…古沢良太
演出…河合勇人





この先生はどこが違うかと言うと、非常に思索的であるということ。





問題を起こす生徒がなぜ、そんなことをするのかを、懸命に考え解き明かす…





そこに重点がどうやら置かれているようなのです。
役者では珍しく理知的なたたずまいの長谷川にはまさに適役といえます。





今回では出水という生徒が給食を食べている時、前に座っている女生徒が嫌がることをして、怒らせるのです。





教授の息子で厳しくしつけられているはずの出水が、なぜそんな態度を取ったのか?





出水は先生もわかってるくせに、見てればわかるよ…と謎をかけられます。





そして毎日、給食の時間、鈴木は観察し考えることになります。





5日目でようやく、以前は出水の前にいた女生徒と今前にいる女生徒の違いから、左手をそえずに今の子は食べているのに気付きます。





それを不快に思う出水は、注意しても逆ギレされるだけだと思い…逆に相手を不快にさせる行動に出たのです。





実は鈴木も左手をそえるようしつけられ、大学生の時に彼女に注意したら、心の狭い男と陰口をたたかれた過去がありました…





マジメな人間がバカを見る…
そんな苦い現実を改めて、鈴木も感じるのです。





もう一つ給食の酢豚が好きな樺山という女生徒の話もありました。





樺山はおばあちゃんの味に似ていて酢豚を喜んでおかわりしているのですが、人気がなく残飯が多いのでメニューとして廃止に。





全校にアンケートをとるとやはりクラスに4人くらいは食べられない生徒が…





それを重要視して職員会議でやはり廃止に。





この職員会議が個性的な先生が多くて一風変わっています。





この鈴木という先生、マジメなだけかというとさにあらず、妄想癖があって美人の生徒が出てきて、自分はロリコンかと悩んでもいるのです。





今後もどんな問題と向き合い、謎を解いていくのか…見て行きたいと思います。




今回の評価は…7