学級委員の自爆…長谷川博己「鈴木先生」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いや~ 普通のことを描いていながら、ここまで面白くできるとは…
脱帽の回でした。





テレビ東京 月曜22時
「鈴木先生」第4話



主演…長谷川博己
脚本…古沢良太
演出…橋本光二郎





ある雨の日に鈴木先生のクラスで事件が起きます。





その前に下駄箱のところで鈴木先生が黄色のカッバと長靴で登校してくる小川さんに萌えるのと…





今野という男子生徒がやはり長靴で来てバカにされるのが伏線。





このドラマが異質なのは、他の学園ドラマにありがちな不良やいじめっ子、いじめられっ子が登場せずどの生徒も至ってリアルに普通であるところ。





しかし、表面的には普通に見えても、それぞれ内に抱えているものがあるわけで…





例えば今回だと学級委員の竹地が中村という女生徒を突き飛ばしケガをさせてしまうという事件が起きます。





なぜ、そんなことが起きてしまったのか?
時間をさかのぼってそこに至るまでが明かされます。




実は竹地は隣の席の小川が好きで、何とか気を引けないかと努力をしているのです。





しかし、なかなかうまくいかず、笑いを取ろうと、今野が長靴で来た話を持ち出しバカにします。





すると中村が怒って(実は小川も長靴で来てるのを知ってたからですが…)、竹地が長いウンコをしてたくせにとバラし、小川に笑われたと勘違いした竹地はキレて中村をどついてしまったのです。





好きな子の気を引こうとしたり、
一緒の女の子を好きな者同士でかけひきしたり、
学校でウンコしているのがバレるのがイヤだったり、




身に覚えがあるようなことがここでは扱われます。





…で、竹地は鈴木先生に口出ししないで…と頼み、道徳の時間を割いて竹地の仕切りで中村に謝らせます。




しかしあまりの横柄さにクラスから非難の声が上がり追い込まれた竹地は、自分が小川を好きなことも、他にも小川を好きな4人のこともバラしてしまいます。




自分が笑ったように見えたからだったと知り泣いて詫びる小川。





その小川のために竹地の言いなりに謝ったのに…と中村は怒って小川も長靴はいて来たことを明かし、アンタは小川さんもバカにしたのよ!と竹地に言い放ちます。事実を知って吐いてしまう竹地。





教室から連れ出し、鈴木は竹地に今回のことで、お前は心が強くなったはずだ…と慰めます。





まぁ…あそこまでぶちまけてこれからクラスで居心地悪いと思いますけどね…





あくまでも生徒にゆだねる鈴木先生のやり方は、意外とこれまでの学園ドラマの先生になかったスタンスで新鮮でもあります。





今回の評価は…7





ところで鈴木先生の彼女の麻美(臼田あさ美)は超能力者ってことなんですかね…




相手の行動や考えを透視できてしまうみたいな…





あんな妄想を透視されてたら、そりゃツラいですね…(汗)