野風の切ない未来…「JIN-仁-」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回のシリーズは、仁(大沢たかお)と咲(綾瀬はるか)の関係が中心で、前シリーズほど出番のない野風(中谷美紀)。





今回は野風がフューチャーされ、中谷美紀がここぞとばかり彼女らしい良い演技を見せてくれた回でした。




TBS 日曜21時
「JIN-仁-」第7話



主演…大沢たかお
脚本…森下佳子
演出…平川雄一朗





フランス人と国際結婚することになった野風。仁と咲は結婚式に出るため横浜に招かれます。





シャンパンを飲みすぎて咲が酔いつぶれた夜、仁に診てもらいたい患者がいると野風に言われ部屋に入ると…





野風が着ているものを脱ぎ始め、診てもらいたいのは自分だと…言います。





乳がんの再発を自覚していたのです。仁の見立てでは肺への転移も見られました。





にもかかわらず、野風は妊娠しているのでした。
胎児にがんはうつるのか、自分はあと何年生きられるのかを尋ねる野風。





胎児には影響しない…
あと2年生きられるか五分五分だと答える仁。





そこからの野風の台詞は脚本家渾身のセリフ、そして中谷美紀、真骨頂の演技でした。





2年あれば生まれてくる子供を抱くことも…
笑い顔を見ることも…
声を聞くことも…
手をつないで歩くこともできるやもしれない…





涙ながらに喜びます…
グッときました…





妊娠出産はがんの進行に悪いと勧めない仁に対し…
野風はこの子は私の夢だと答えます。





命をつないでいけば、子孫の血肉となって自分は永遠に生きられるのだ…と。
心打たれる言葉でした。





結婚式に参列し、幸せそうに美しい笑顔を見せる花嫁野風を見ながら…





咲は、野風は先生が未来から来たことも、自分の子孫かもしれない人が恋人だったことも知っている…





だから…命をかけて、この子を産み未来に夢をつなぎたいのです…と。





この世でかなわなかった仁への思いをかなえるために…という意味をこめた咲のこの言葉も打たれました。




歴史の修正力にはばまれないように、私が野風の子をとりあげたいと咲は言います。





中谷美紀の演技も見事でしたが、綾瀬はるかも負けずに素晴らしい演技でした。




次回、帝王切開はうまくいくのか、うまくいって欲しいと願いたいです。





今回の評価は…8