低調が今から予想される夏ドラマで私めが期待度ナンバーワンなのが…
フジテレビ 木曜22時
「それでも、生きてゆく」
主演…瑛太
脚本…坂元裕二
演出…永山耕三
殺人事件の被害者の兄洋貴(瑛太)と加害者の妹双葉(満島ひかり)が出会い、悲しみを抱える双方の家族が希望を見いだしていくヒューマンドラマ。
このドラマ、瑛太と満島のコンビもさることながら、実力派で固めたキャストがすばらしく…
まず被害者側の家族は…
悲しみのあまり家族を壊してしまい、洋貴と２人で暮らす父親達彦に柄本明。
達彦を憎んで離婚、次男が婿養子に入った家に身を寄せる母親の響子に大竹しのぶ。
同じく父親を憎んでいる次男の耕平に田中圭。
その妻の父親で耕平と響子を迎え入れた誠次に段田安則。
一方、加害者側の家族は…
双葉の兄で洋貴の妹を殺害、少年院を出た後名前を変えて、草間家に身を寄せている健二に風間俊介。
元エリートで家族を守るため妻と離婚し籍を抜いた父親の駿輔に時任三郎。
離婚しながらも夫と同居し続ける母親の隆美に風吹ジュン。
少年院を出た子供を受け入れていて健二を住まわせている草間五郎に小野武彦。
その娘で夫と離婚し子供を連れて出戻ってきている真岐に佐藤江梨子。
どうですか…こう並べて書くだけで、ワクワクするメンバーです。
一つの殺人事件が２つの家族に及ぼしてしまった影響力の大きさが、設定からもうかがえます。
映画では数多く出演し、印象的な演技をしているものの、ドラマではまだ本領を発揮していない満島ひかりがいよいよテレビでその真価を問われるでしょう。
それが楽しみ。
それと「金八先生」の兼次郎役で演技力の高さを見せた、ジャニーズの隠れた演技派、風間俊介が殺人を犯した男をどう演じるかもポイント。
「Ｍｏｔｈｅｒ」に続く脚本坂元裕二の傑作になることを期待しています。
音楽を辻井伸行が担当し、主題歌を小田和正が歌うというのも…ちょっとすごそうです。
視聴率は…質の高さが評判を呼べば１５～１６％は望めるでしょうが…
夏の暑いさなかにしては、ヘビーな内容のため、１１～１２％にとどまる可能性も十分あります。
私めが期待度ナンバーワンにするとコケるというジンクスもありますので…(汗)