最後までスゴさ貫く…「鈴木先生」第9話、最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いや~最後まで、このドラマらしさを貫いてくれて、その潔さに感服しました。



2話連続の話でしたので、まとめて2本見ましたが…ホント…スゴいです…





テレビ東京 月曜22時
「鈴木先生」第9話、最終回



主演…長谷川博己
脚本…古沢良太
演出…橋本光二郎(9)河合勇人(終)



生徒にできちゃった婚がバレてしまった鈴木先生(長谷川博己)が、その是非を 生徒たちに問われるというのが大筋…





例によって、鈴木が来るまでは生徒指導の中心的存在で、避妊も熱心に指導してきた足子先生(富田靖子)が裏で手を回し、けしかけたわけですが…





相変わらず富田靖子が怖~い演技で、引き締めてくれています。
校長に休養するよう言われたあとの怖さは凄かったですね…





さて、裁判と称して首謀者の女生徒たちが始めようとするとこんなのリンチだ…先生は悪くない…と男子から文句が出ます。





議長になるはずの子は、その器でないと責められ、ヒステリックに…。





結局学級委員の竹地が、議長を務め、話し合いが始まります。





できちゃった婚は悪いか悪くないか…男女によっても恋愛や性体験の有無によってもいろいろ考えが異なります。





いずれも自然な意見が飛び交い、引き込まれてしまいます。





更には、シングルマザーの娘や、実際できちゃった婚で生まれた男子などの意見もあり、





ますます話は複雑かつ深くなっていきます。





そして鈴木が予測した通り、ところで先生は避妊する気はあったのか?
の話になります。





鈴木は堂々と自分がナマでする主義だと言い、彼女との経緯も説明します。





ここからの避妊談義も、すさまじいものがありました。今までにここまで赤裸々にSEXについて中学生が語り合うドラマがあったでしょうか?





いろんな男子と経験している子の生々しい告白など、これが視聴率の高いドラマなら大騒ぎになっているに違いない内容です。





まさにテレビ東京のドラマだからゆるされるゲリラ的な内容で…





それでも生徒たちの真剣さゆえに決して不快ではなく、時間をください…もっと考えたい…という結論は、鈴木にとって我が意を得たりの答えで良かったと思います。





非常に見ごたえのある最終回でした。





ご覧になれなかった方は、DVDが出たら、ぜひ見ていただきたいです。





後にも先にもない学園ドラマかもしれませんので…





今回の評価は…8