泣く気満々で臨んだ最終回…
19時からのおさらいスペシャルまで見たのに…
なぜか…泣けませんでした…
録画したものを改めて見ましたが、やはり泣けませんでした…
なぜでしょう…
フジテレビ 日曜21時
「マルモのおきて」最終回
主演…阿部サダヲ、芦田愛菜
脚本…櫻井剛
演出…河野圭太
なぜなら、あまりに露骨なフジテレビの視聴率欲しさが、感動に水をさしたと言えばよいでしょうか…
ラストの展開も、またスペシャル番組を作りたいからでしょう?とか、続編を作る気?とか考えてしまって…
双子の母あゆみ(鶴田真由)にあてて生前、夫の笹倉(葛山信吾)がまた4人で暮らそうと書いた手紙を発見してしまったマルモ(阿部サダヲ)は…
双子をあゆみに返す決意をして、あゆみにもそれを話し、双子には内緒で最後の温泉旅行に出かけます。
…で、あゆみを家に呼び、ホントのことを双子に話すのですが…
薫(芦田愛菜)はママは私たちを捨てたんでしょう?とシビアなことを言います…
マルモは「はなればなれでも家族」とおきてノートに書き、別れて暮らすと言い出します…
涙ながらに抵抗する友樹(鈴木福)…その泣き顔にちょっと泣きそうになりましたが…
そのあと薫がおきてノートにマルモが書いてきたことに間違いはなかった…と友樹を諭すのが…
ちょっと鼻につきましたね…芦田愛菜の演技が…。
…で涙がひっこんだ…
次に双子とマルモの別れのシーン。ここも当然泣きポイント。
バスから顔を出し、泣きながら手を振る双子も、別れたあと渡されたボールに書かれていた言葉も、確かにグッとくるんですが…
クライマックスにしては早すぎる…
あれ?このままでは終わらないぞ…まさか?
と勘ぐってしまい…泣けず。
そして、あゆみと暮らすようになった双子が、死んだと思っていたあゆみに…「生きていてくれてありがとう」と言う…
ここもね~いいセリフですけど6歳の子供の言葉としては…できすぎでしょう…
話の展開のため言わせてる感が強すぎる…
薫はまだしも友樹はあんなこと言わない気がするんですよね…
私めがひねくれすぎですかね…
夏クールのドラマのメンバーを出すところとか、フジテレビのやり方が気に入らないんです。
このドラマ本来の良さを冒涜された気がした最終回でした。
今回の評価は…