春ドラマ満足度ランキングのTOP5作品を発表します。
その1位がイコール、春ドラマアカデミー賞の最優秀作品賞ということになります。
まずは5位から…
テレビ朝日 日曜23時
武井咲主演
「アスコーマーチ」
→よくこれがTOP5に入ったものだと、我ながら不思議です。
不満の残ったものを除外していったら、これが残ってしまいました。
元々さほど期待してませんでしたし…
記事にも書いたように、私めは高校を舞台にした学園ドラマに甘い…からというのもありますが…(汗)
ヒロインを支えるように、既に映画などでは主演しているような若手実力男優が、脇を固めてくれたのも大きかったと思います。
4位
フジテレビ 火曜21時
杏主演
「名前をなくした女神」
→ママ友地獄のドロ沼加減を、エッジのきいた脚本、演出でしっかりと見せてくれました。
主人公の家庭よりむしろママ友たちの家庭の方が問題があり、それぞれ妻も夫も子も適役で群像劇として面白く見られました。
特に子役たちの頑張りは称賛に値します。
3位
テレビ東京 月曜22時
長谷川博己主演
「鈴木先生」
→教師と生徒の開けっ広げな会話は、赤裸々にSEXにまで及び、度肝をぬかれました。
しかも主人公は聖人君子ではなく、生徒に妄想を抱いたり、デキ婚が発覚して生徒に裁判にかけられたり…
画面にデカデカと文字スーパーが入る遊び心のある演出をはじめ、意欲的にこれまでにないドラマを作ったスタッフの志の高さは最後まで貫かれました。
2位
フジテレビ 日曜21時
阿部サダヲ主演
「マルモのおきて」
→シンプルな作りで、毎回おきてとなるテーマへ向けて、変に筋をこねくりまわさなかったこと。
悪い人間が登場せず、みんないい人たちであること。今は失われつつあるノスタルジックなアイテムを散りばめたこと。
それらによって心癒されるファンタジーが生まれました。
ただ終盤、最終回を1週延ばしたあたりから、局側の思惑が混じり残念な最終回になってしまいました。
そして、
春ドラマ満足度ランキング1位、
つまり春ドラマアカデミー賞最優秀作品賞は…
TBS 日曜21時
大沢たかお主演
「JIN-仁-」
→続編となるとがっかりしてしまうパターンが多い中、クオリティーの高さを保ちました。
脚本、演出、キャストが3つ揃って傑出していたのは、じっくりと時間をかけて丁寧に作る制作体制にありました。
ドラマ史に残る作品です。