上質のコメディとは…松田翔太「ドン☆キホーテ」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

日本テレビはコメディドラマの秀作を生んできた伝統があって、その王道をふまえた作品になりつつあります。





日本テレビ 土曜21時
「ドン☆キホーテ」第3話


主演…松田翔太
脚本…大石哲也
演出…大谷太郎





このドラマの演出チーフは「デカワンコ」「怪物くん」「喰いタン」の中島悟。今回の担当は「ごくせん」の大谷太郎。





今あげた4つの作品は、笑いの要素とヒューマンな要素の兼ね合いが良くできていたコメディドラマです。




そして4作品に共通しているのは、ダメなところも含めてスゴい部分もある魅力的な主人公であること。





今回の鯖島の魂が入った城田(松田翔太)も、そういう意味では、極道のアナクロなやり方で少年たちの問題を解決してしまう…魅力的な人物になっています。





しかも、城田(鯖島)にしてみれば、因縁のある刑事に手柄を立てさせたくために頑張る…という自己チューな理由がモチベーションというあたりも面白いわけです。





また、今の時代に失われたアナクロニズムの良さを、さらっと盛り込むあたりも巧みで…





今回で言えば、携帯メールでしか人とつながれない少年に、そんなもんで友達なんかできないと教えるくだりが秀逸でした。





上質なコメディ、視聴率が低いのは残念なかぎりです。





今回の評価は…7