母子手帳と預金通帳…「全開ガール」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマと名作「やまとなでしこ」が似ているというのは、初回に指摘しましたが…





特に似ているのがヒロインの境遇。貧困だった過去…そのため生まれた上昇志向。





ヒロイン桜子(松嶋菜々子)の父親(小野武彦)が上京する回は「やまとなでしこ」の中でも私めが好きな回でしたが…





今回はそれと同じように、若葉(新垣結衣)の父親(神戸浩)が上京してくる回でした。





フジテレビ 月曜21時
「全開ガール」第8話



主演…新垣結衣
脚本…吉田智子
演出…武内英樹





新堂(平山浩行)との結婚話がトントン拍子に進んで、結納ってことになった若葉。





…で、ホントは会わせたくないのに父親が上京してきてしまうわけです。





その父親が大切に持っているのが母子手帳と預金通帳。





古来、親子の情愛を表現するのにこういった小道具は重要で…





有名なところでは…
「北の国から」の泥のついた1万円札とかあるわけですが…





今回のこの2つのアイテムもなかなかいい話でしたね…





娘の成長ぶりがびっしり書いてある母子手帳。それは宝物でありお守りだと父親。





預金通帳には若葉が生まれた時の体重と同じ額が毎年誕生日に振り込まれていました。





どちらも父親の愛情が詰まったアイテム。





いまだに人に騙されて借金を背負ってしまっている父親。それを調べた新堂の母親が肩代わりし…





結納の場で、「このご恩は一生忘れません」と平身低頭謝るような父親なのですが…





2つのアイテムで若葉は改めて今まで否定し憎んでさえきた父親の、自分への愛情の深さを知るのでした…




強気な態度しか見せてこなかった草太(錦戸亮)に初めて見せた弱気な涙。





今だけはこうさせて…と肩を借り、そっと手をまわす若葉。





同じ父親として若葉の父親の思いが痛いほどわかる草太…





だからこそ、若葉には幸せになって欲しい…自分は身を引くしかない…





そんな思いから草太にも一筋の涙が…





切ないシーンでしたね…





今回の評価は…7





桜川(薬師丸ひろ子)が園長(竹内力)と幼なじみって…意外な展開が加わりましたね…





どうも桜川も若葉のような境遇から出世したみたいです。