秋ドラマは脚本家が実力者ぞろいで、大石静「蜜の味」伴一彦「HUNTER」遊川和彦「家政婦のミタ」福田靖「DOCTERS」中園ミホ「専業主婦探偵」…そして、このドラマの宮藤官九郎。
とりわけ脚本家で視聴者が楽しみにするという意味では、三谷幸喜が連ドラを書かなくなった今、この人が一番でしょう。
テレビ朝日 金曜23時15分
「11人もいる!」
主演…神木隆之介
脚本…宮藤官九郎
演出…片山修、唐木希浩
さまざまなアイデアをこらすクドカンが今回挑むのは貧乏大家族の絆を描くコメディホームドラマ。
大家族もののドキュメンタリーは各局に氾濫してますが、大家族もののドラマはあまりなく、いいところに目をつけたな…という感じ。
舞台となる真田家は父の実(田辺誠一)が仕事のないカメラマンで月収9万円で生活能力なし。
後妻に入っていきなり7人の子持ちとなり、末っ子の才悟(加藤清史郎)を生んだ母恵(光浦靖子)は、自宅の1階で客の来ないカフェを営んでいる。
そのため自分が何とかしなければと高3の長男、一男(神木隆之介)はバイトを掛け持ちし学校も休む毎日。
そんな10人家族の真田家に11人めの家族が現れ…という話。
貧乏大家族というテーマでどんな遊びをクドカンがしてくるか…そこが楽しみです。
加藤清史郎をはじめ兄弟もそれぞれ個性的なようで、どんな問題を起こすのか?そのへんもまた楽しみです。
期待度ランキングでは10位。
★は5つです。