次々と驚きの仕掛け…「11人もいる!」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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他のドラマと同様に、このドラマも終盤に入る前の回数かせぎ的な回になりそうではあったのですが…





そこは才気溢れるクドカンの脚本だけあって、驚きの仕掛けを次々盛り込んできました。





テレビ朝日 金曜23時15分
「11人もいる!」第7話


主演…神木隆之介
脚本…宮藤官九郎
演出…片山修





真田家を訪ねてきた外山(高橋一生)という男。
実は居眠り運転でメグミ(広末涼子)を轢き殺してしまった人物。





真田家に改めて謝罪に来たのかと思えばさにあらず…




どうも幽霊のメグミが見えるらしく、メグミに会いたくて来たようで…





実は…外山が服役中にメグミがしばしば枕辺に化けて出て…





最初は怖がり嫌がっていた外山も、「おっぱい触ってもいいよ…」というメグミのお色気トークにやられ…




メグミを好きになってしまうのです。
被害者と加害者の恋…なんてクドカンならではの突飛な発想。





出所後も、妻子がありながら幽霊のメグミと会い続けた外山。突然いなくなったメグミを探して、ここまで来たってことなんです。





あり得ない設定ながら高橋一生がポア~っとした演技で不自然さを感じさせず、きたろうのおばあちゃんに次いで好演してくれました。





外山の出現で、実は真田家にメグミの幽霊が居着いていることがわかり、才悟(加藤清史郎)にだけは見えていたこともバレるのですが…





実は…恵(光浦靖子)も霊感があってメグミの幽霊がずっと見えていたことがわかります。





今まで知らんぷりしていたってことで、真田家の母親として励もうとしてきた恵の意志の強さをより感じることになりました。





と同時に、今まで子供たちに姿は見えなくても、励まそうといろいろやってきたメグミの行為を振り返り、分かってもらえて良かったな…という思いにかられながら私めは見ていました。




次々と驚きの仕掛けがあり、ラストは実は訪ねてきた外山も既にこの世にない幽霊だったというのには驚きました。





つまり、恵と才悟にだけ見えていたんですね…
なるほど…って、そのひねりに感心しました。





一方で一男(神木隆之介)とソアラのギクシャクした関係も、涙ぐましいサムさんのアドバイスと、一男が小さい頃のメグミとのエピソードで、心あたたまるものとなっていました。





四郎の「セックスセンス」発言や、才悟がおっぱい触りを予約してるなど、笑いの小ネタもちりばめられ…




クドカンの才気を堪能できる回でした。





今回の評価は…7