ドラマミタローがあくまでも私感で選ぶ秋ドラマアカデミー賞。
続いては最優秀助演女優賞…
通常、演技賞は5人をノミネートし、その中から選んでいるのですが…
今クールは10本しか見てませんのでノミネートを1人減らし4人にします。
では最優秀助演女優賞にノミネートした4人は…
白川由美
「家政婦のミタ」
私めは昔からこの女優さんの肩に力の入ってないナチュラルな演技が好きでして…
最近、出演機会が少なく淋しかったのですが…
今回は唯一謎の家政婦ミタの過去を知る存在として、ドラマをぎゅっと引き締めるというか、ふんわり包みこんでくれました。
だいぶ見た目は老けましたが、演技してますよ…的な気負いのない演技は健在で嬉しかったです。
嬉しかった…と言えば…
野際陽子
「DOCTORS」
経営難に頭を悩ませ、主人公の相良にいいように操られる院長をたくまざるユーモアで見せてくれました。
「ずっとあなたが好きだった」や「ダブルキッチン」の頃を彷彿させる高嶋政伸演じる甥のスグルちゃんとのからみは特に秀逸でした。
コメディセンスを久々に発揮してくれました。
逆に本業の笑いを極力封印したのが…
光浦靖子
「11人もいる!」
正直、ここまで光浦が演じられると思ってなかったので驚きました。
ダメ亭主をあくまで立てながら、なさぬ仲の先妻の子供たちとも折り合っていくお母さんをたくましく演じました。
お決まりのちゃぶ台返しは名物シーンになりましたね。
今後もシリアスな役に挑んで欲しいものです。
そして最後の1人が…
杏
「妖怪人間ベム」
初回見た時からアニメのベラと容姿も声も似ていて、ドンピシャのはまり役だと感心しました。
容姿や声ばかりでなく、人間嫌いを口にしながら、人間と親しくなっていくさまはキュートでしたし、
恋する回の妖怪人間ゆえの悲しみは胸打たれる演技でした。
以上4人の中で、
最優秀助演女優賞は…?
杏
「妖怪人間ベム」
杏の女優人生でも屈指のはまり役になるはずです。
普通の役だと長すぎる手足もこの役では気にならず、それがかえって良かったりもして…
何にせよ着実にキャリアを積み重ねているな…と思います。