ジャニーズが3人も出ているベッタリ感がちょっとな~という見る前の懸念は、さほど見れば気にはなりませんでしたが…
野島伸司の脚本が随所に古さを感じさせて、もっと面白くなりそうなのに…という不満を感じさせる初回でした。
日本テレビ 土曜21時
「理想の息子」第1話
主演…山田涼介
脚本…野島伸司
演出…佐久間紀佳
山田涼介はまだ18歳ながらこれが連ドラ主演3作目というキャリアを持つジャニーズのホープ的な存在。
堂本剛、堂本光一、滝沢秀明、山下智久、亀梨和也といった人たちが歩んだ道のりを歩んでる感じがしますね。
あんなに大勢いるジュニアの中で、それだけの扱いを受けるわけですから…「何か持っている…」人なんだろうなとは思います。
メイクなのか素顔なのか、やけに綺麗な顔で…(わが家内いわく「京本政樹の息子みたい」…(笑))
演技も決して下手ではない…
ただ、バランスが良くて優等生的な演技をする子で、個性の強さはあまり無いんですね…
そこをうまく使って、今回の役はお母さん大好きで、頭も賢く、小ずるいところもある高校生の役。
うまくあてこんだな…と思いました。
対する母親役は鈴木京香で、この母親がかなり強烈。シングルマザーで息子に家を買って楽をさせて貰いたい一心で育ててきた…ホントは母性愛のない男好きのお母さん。おまけにやたら大食い。
そんな母ちゃんを鈴木京香がシレッと演じていて、これはこれで悪くない…
ただ、その母ちゃんが工業高校の学食にパートで働くことになったら、息子までそこに転入しちゃって…
おまけにその高校が「ごくせん」かよ!?ってぐらい、今どきありえない不良だらけの高校。
新入りはいたぶられるわけですが…はっきり言ってアナクロすぎ。
ラストのコアラバンチまさかの空振りには笑いましたが…
うーん、どうですかね…
藤ヶ谷太輔が不良のカリスマでボクシング部期待の選手役。こちらは母親に捨てられたので山田を目の敵にする役っぽい…
もう高校生役は卒業したいでしょうが、さほど違和感は無し…
憂いを帯びた感じはこの人の良さで、はまり役ではありますね…
ジャニーズもう一人の中島裕翔は…うーんまだ演技がアマチュアっぽい。
見劣りしますね。
次回以降、様子を見ないと評価は下しづらい作品です。
今回の評価は…