今クールのドラマの主人公は共感しにくい人物が多いという記事を書きましたが…
この大河ドラマの清盛(松山ケンイチ)も、そういうキャラクターになりつつあり…大河史上ワーストの視聴率が目前というのも分かる気がします。
NHK 日曜20時
「平清盛」第11話
主演…松山ケンイチ
脚本…藤本有紀
演出…渡辺一貴
とかく今回の大河ドラマは男くさい…という批判を気にしてか…
今回は女性が出るわ出るわ…
毎度おなじみ王家の妻妾バトルの璋子(檀れい)と得子(松雪泰子)
それぞれの側近堀河(りょう)と御影(横山めぐみ)
平家では忠盛(中井貴一)の妻宗子(和久井映見)と清盛の妻明子(加藤あい)、そして明子の死後、清盛の妻になる時子(深田恭子)
更に夫義朝(玉木宏)にほったらかしにされて舅の為義(小日向文世)にあたる由良姫(田中麗奈)
これだけ華やかなメンバーが出ているのに、不思議と華やかな雰囲気にならない…
映像のせいか…
ちょっと顔見せ程度の扱いの人が多いせいか…
それにしても、もうちょっと華やかにならないものでしょうか…
今回は明子の死がクライマックスだったのですが、これまで清盛と明子の間柄を求婚の時以外あまり深く描いてないので…
激しく悲しむ清盛が…
単なる乱暴者にしか見えず…お坊さん蹴飛ばしたらダメでしょう…って目でしか見られない…
同情のしようがないんです。
これでは視聴者が離れていく一方ですね。
いくらもののけの血を受け継ぐ男とはいえ、いい加減暴れん坊キャラクターは抑えて、そろそろ落ち着かせましょうよ…
それともういい加減、身なりも小綺麗にして欲しいですね。
王家スキャンダルばかりフューチャーしすぎて、清盛の存在感が薄れているのも問題ですね。
まだ先は長丁場ですから、いろいろ改良していかないとダメでしょうね。
今回の評価は…