まぁ…予想通りの展開で八方丸くおさまってめでたしめでたし…
あんなにひどかった家族がよくここまでになったな~とほのぼのとした気分になる最終回でした。
フジテレビ 日曜21時
「早海さんと呼ばれる日」最終回
主演…松下奈緒
脚本…大島里美
演出…河野圭太
これまで優梨子(松下奈緒)のよき理解者で、いつもニコニコとフォローしてくれていた恭一(井ノ原快彦)が…
前回ついにぶちギレてしまい…優梨子は家を出てホテルに一人身を潜めます。
優梨子がいないならいないなりに兄弟が協力しあって、恵太郎(船越英一郎)が引っ掛かったリフォーム詐欺に対応してあげたり…
家族の絆は確実に強まってるんですね。
…で、恭一は恵太郎に、優梨子は陽子(古手川祐子)に諭されて、教会で二人きりで会い、改めて優梨子が恭一への思いを伝え仲直りをします。
今回は、特に恵太郎の船越が良くて、恭一を諭す言葉はそのまま自分へ向けても言っている言葉と明確にわかる演技で…
深くかみしめる言葉でした。
そのあとの喫茶店での陽子とのやりとりも、言わず語らずの熟年夫婦の心の通いあいがしみじみ伝わってきましたね。
一人解決できてない(本人たちの間ではできているのに…)雄三(森永悠希)を男と付き合わせないため、自分がキスして気持ち悪いと思わせる荒療治に出たのはご愛敬でした。
ファーストキスがまさかの親父という雄三のショックぶりが笑えました。
最初はホントにどうしようもない親父でしたが、いい父ちゃんになったな…とホッとしましたね。
今回の評価は…
日曜の夜はやはりこういうほんわかしたホームドラマの王道がいいんだな…と改めて思える作品でしたね。
松下奈緒は苦手な女優さんですが、まっすぐで純粋な今回のような役は、はまり役ですね。
彼女自身の素に近いのか、ウソくささがないのが何よりでした。
井ノ原や要潤、中丸、森永ら皆ナチュラルな演技のできる人たちだったので、それも良かったと思います。
あと脚本、演出の手堅いうまさも感じさせました。
職人芸的なウエルメイドなホームドラマだったと思います。