毎回批評記事を書くたびに私めがつけている10段階の評価。その平均ポイントによる冬ドラマ満足度ランキング。
今クールは最終回まで見たのは10本ですから、ベストテンになります。
そしてその1位が冬ドラマアカデミー賞の最優秀作品賞になります。
今クールでリタイアしたのは…
「妄想捜査」
「ダーティ・ママ」
「ハングリー!」
最後まで見たのが10本というのはこれまでの最低レベルではないでしょうか?
それでは早速ランキングへ…
10位
「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方」
→6.00
これも正直リタイアして良かった作品。さすがに9本になるのは気が引けて、我慢して見続けてしまいました。
主人公に共感が持てず、その恋のなりゆきがどうでもよく思えてしまうのが難でした。視聴率が悪かったのも納得の作品です。
9位
「ストロベリーナイト」
→6.45
キャストは実力派ぞろいで演技に申し分はありませんでしたが…
短編の原作をわざわざ2話や3話に分ける脚本は、水増し感が強く、
脚本家によってヒロインのキャラクターが変わり、かつどんどんただのワガママお嬢さんみたいになっていったのがポイントが伸びなかった理由です。
8位
「理想の息子」
→6.50
当初敵を倒して次々に味方にしていくあたりは、馬鹿らしくても気楽に楽しめましたが…
後半パターンを崩して、かつ脚本の野島伸司が、野島らしさを盛り込んできたら…
何だかおさまりの悪いものになり…評価を下げてしまいました。
7位
「13歳のハローワーク」
→6.56
これも前半はしっかりパターンができていて見易かったのですが…
毎回楽しみにしていた現代に戻ったらこうなった…が、ストーリーをつなげるため終盤なくなり、ポイントがからになってしまいました。
6位から4位は同ポイント。つまり4位タイってことになります。
4位タイ
「ラッキーセブン」
→6.60
何かと惜しい作品でした。瑛太のこともさることながら…
アクションがストーリーにうまく取り込めず、話自体も深みのないものが多かった…です。
新人の脚本家を起用する試みは意欲的で悪くないと思いますが「流れ星」の時のようにベテラン脚本家を監修につけた方が良かったですね。
4位タイ
「最高の人生の終り方」
→6.60
これも惜しい作品でした。もっとシンプルに葬儀屋に持ち込まれる遺体にまつわる話で良かったのに…
主人公の家の下の弟妹たちが要らなかった…
前半毎回あったケンカのシーンとか不快でしかありませんでした。
4位
「早海さんと呼ばれる日」
→6.60
当初、早海家の男たちがあまりにひどくてリタイアも考えたほどでしたが…
三男馨のエピソードあたりからグッと良くなってポイントを挽回しました。
3位
「運命の人」
→6.70
ドラマのクオリティーの高さという意味では非常にしっかりしていたのに…
視聴率が伸びず、途中スキャンダルがらみをフューチャーしすぎた嫌いがあってしまったのが残念でした。
あと、主人公に共感が持ちづらいのが、感動へと結びつけづらくしてましたね。最終回は良かったんですが…
2位
「聖なる怪物たち」
→6.88
胡散臭い人物がぞろぞろ出てくるどろどろした話が私めは好きなので、評価甘めだったかもしれませんが…
視聴率が悪くて早めにバタバタ終わってしまったのが残念でなりません。
キャストは皆良かったですから…
そして…
第1位にして
冬ドラマアカデミー賞最優秀作品賞は…
「最後から二番目の恋」
→7.08
唯一、平均が7を超え、の評価を出した回もある作品です。
とにかく面白かった!!
主人公ペアと年齢的に近いせいもありますが、共感できるセリフのオンパレードでした。
キャスト、脚本、演出が、非常によいアンサンブルを築いて、終始安定した出来でした!
以上、振り返るとやはりどこかしら不満の残るドラマばかりで…残念なクールでした。
春ドラマに期待したいと思います。