なるほどこうなるのか…
と思いましたね。
「ケイゾク」「SPEC」の植田博樹プロデューサーが、
「TRICK」シリーズを堤幸彦と演出した木村ひさしをチーフ演出にすえて、
「相棒」「科捜研の女」を書いてきた櫻井武晴の脚本で作ったドラマ。
それらのエッセンスが良くも悪くも融合した作品になっていました。
ただ同じ推理ものでも「新参者」はこの枠らしい作品でしたが、「ATARU」は金曜22時に見たい感じの作品です。
TBS 日曜21時
「ATARU」第1話
主演…中居正広
脚本…櫻井武晴
演出…木村ひさし
中居が演じるチョコザイは映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じたようなサヴァン症候群の青年で…
その特殊能力をアメリカのFBIでは捜査に利用されていたようで…
何かの用件で日本に来たがはぐれてしまい…
女刑事の舞子(栗山千明)と出会い、捜査にヒントを出すようになる…というもの。
とかくこういう役は難役とか言われて、うまく演じると評価されがちですが…
難しいように見えて、なりきればいいんで、そんなに難しくはないのでは…とへそ曲がりな私めは思ってしまいます。
中居もそういう意味ではなりきってますが…
主人公なのに時々つぶやくだけなんで…
大変なのは、チョコザイとからむ女刑事舞子役の栗山千明や、その先輩刑事沢役の北村一輝です。
この2人が狂言回し的な役割で、栗山千明のはじけた演技は敢闘賞ものです。
「妖怪人間ベム」の時とは髪型やキャラクターも変えて北村は同じ刑事役でも、だいぶ違った感じになってます。(時々出る関西弁はやめた方がいいと思いますけどね…)
舞子の母親の死について、何か知っていそうな胡散臭い感じが北村ならでは…でした。
更に気難しい照会センターの犬飼(中村靖日)や変なしゃべり方をする鑑識係の渥美(田中哲司)らクセの強い演技派がマニアックな感じで演じてます。
いろんな笑いの小ネタが散りばめられていますが、面白かったりつまらなかったり混沌とした感じで…
まだ評価しづらいかな~
このドラマ。
1話完結で見せる事件の解決の仕方がどれだけ面白いか…
おそらく小出しにするであろうチョコザイの正体や日本に来た理由、舞子の母親の死の真相がどう引っ張っていけるか…にかかってますね。
しばらく様子を見てみます。
今回の評価は…