内容は視聴率ほどの差はない…「家族のうた」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回、裏のTBS「ATARU」は視聴率19.9%。
こちらは6.1%と大差がついてのスタートになってしまいましたが…





内容的には視聴率ほどの差があるわけではない…

へそ曲がりで判官びいきの私めとしましては…
視聴率の差が今後縮まるようアピールしていきたいと思います。





フジテレビ 日曜21時
「家族のうた」第1話



主演…オダギリジョー
脚本…酒井雅秋
演出…岩田和行





まぁ…そもそも私めはこの手のドラマが好きなんです。





不器用な生き方しかできない男がそれゆえに今は落ちぶれていて…





それでも新たな人々との交流で再び輝きを取り戻していく…っていう話。





このドラマのヒット予想の記事でも書きましたが、かつて私めの好きだった三上博史主演の「チャンス」というドラマが、今回と似ていてあんな作品になればいいな…と思っているのです。





ただ、キャストはいいんですが、不満を言えば脚本のテンポが途中から失速して重苦しくなったのと…





ナイトシーンが多いせいか、画面が全体的に暗いのが気になりました。





もっとカラっと明るく、それでもしんみりするところはしんみりとメリハリが欲しいな…と思いました。





とはいえ…
オダギリジョーの子供ぎらいなミュージシャンはまさにピッタリで…





子役との大人げないからみには笑わせてもらいました。やはりこういう筋金入りの変わり者を演じさせるといいですね…この人は。





主人公の早川正義に同居を迫る娘役の高木絢音という子役さんが、また舌をまくほどのしっかりした演技で、弟役の藤本哉汰くんもかわいいし…





「マルモの…」の2人ほどの華はありませんが、今回の2人もなかなかのものです。





全体的に華より実を取ったキャストで…
中でも正義の良き理解者であるマスター役にトータス松本を起用したのはこだわりの人選で、このトータスが実に味のある演技をしてます!





その妻役が大塚寧々で、その妹で正義とケンカばかりするのが貫地谷しほり、





貫地谷のこういう憎まれ口たたくキャラが好きな私めとしては、嬉しい限りの役どころです。





正義のマネージャー役はユースケサンタマリアが神妙に演じているのですが、





せっかくユースケなんですから、もうちょっとマネージャーと正義の掛け合いにコミカル要素を入れて欲しい気もします…





正義の父親?なのか得体の知れない老人をアクの抜けた藤竜也が演じていて、





このじいさんがもう1人の正義の娘を連れて転がりこんでくるところで終わりました。





正義と子供たちとのギクシャクした関係がどう面白く描かれるか期待したいと思います。





今回の評価は…ちょっと甘めに…7