荒唐無稽を楽しめるかがポイント…「コドモ警察」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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見続けなければならないドラマの本数が多い昨今は、どうしても深夜ドラマは最初から見ないかリタイアするかがほとんどなのですが…





これは見続けようかな…と思います。
やはり深夜ドラマなのに見た「勇者ヨシヒコと魔王の城」脚本・演出の福田雄一が手掛ける作品だからです。





「勇者…」同様、深夜の低予算を逆手にとった荒唐無稽でゆる~い笑いがクセになりそうなコメディです。





TBS 火曜24時55分
「コドモ警察」第1話



主演…鈴木福
脚本・演出…福田雄一





悪の組織を一網打尽にできるかと思ったら、毒ガスをかけられみんな子供になってしまった特別捜査課の面々。





普段は現場へ行かないようなボス(鈴木福)まで行っていたので浴びてしまって…




…で、どうも浴びた量によって同じ子供でも幼さが違い…本庁のキャリアの間(マリウス葉)はちょっと他より大きく、スマートは(「太陽にほえろ」みたいにみんなアダ名がついてる)浴びすぎて幼稚園児になってしまったんです…(笑)





このあり得ない荒唐無稽な設定を寛容に受け入れて楽しめるか否かが、このドラマのすべてです。





子役の拙い演技にムキになるようでは、とても見ることはできません。





ブラインドから渋い顔で外を見たり、「太陽にほえろ」の石原裕次郎ばりにキメテる福くん。





しかし、セリフはすっかりいつもの福くんで、素に近く演じるタイプの福くんにはちょっと向かなかったかもしれません。





それに比べて紅一点の女刑事役の本田望結は「あぶない刑事」の浅野温子ばりにいいオンナぶったおませな演技で笑わせてくれます。




子役になったらブラックでコーヒーが飲めず、コーヒー牛乳を飲んでるってのがツボでした…(笑)。





刑事たちの中では間もなく定年のナベさんが、私めのイチオシで、子供なのに地味な苦労人顔なのがツボで…





お腹が痛いからと早びきをして張り込みに来る…なんてところが、子供なのにしっかりしてて…





だんだん大人に見えてくる感じが不思議でした。





子供ばかりでは心配なので本庁から新人刑事がアシストに来て、それを演じるのが勝地涼。





「泣く子も黙る鬼刑事」が子供になっちゃって…とか言って半笑いになっちゃうあたりが…何ともうまくて…





笑いどころのいいフィルターになってます。





子供にひっかけた小ネタ…今回だとブルが学芸会でロメオ役に自ら立候補してしまい、張り込みに行けないと謝る…とか、くだらなくて何とも笑えました。





「勇者…」が好きだった人はぜひどうぞ…





今回の評価は…甘口で…7