うん…良かった!
今クールの最優秀主題歌賞は斉藤和義の「月光」で決まりですね。
…って思わずにはいられなかった最終回でした。
フジテレビ 日曜21時
「家族のうた」最終回
主演…オダギリジョー
脚本…酒井雅秋
演出…岩田和行
最終回はそれぞれが自分をしっかり持って、向き合うべきものと向き合うためにまたバラバラになるという話でした。
正義と美月以外は血がつながってないけれど、家族のように絆を深めた5人。
しかし、仲良くなったからと言って、そこに安住するのは逃げ腰になっているのにすぎないのです。
このへんの甘さを許さないところがこのドラマの魅力ですね。
秀じい(藤竜也)はほったらかしにした恨みを買っている息子と、何度どつかれ罵られてもくらいついて話を聞かせて…と頼みこんだし…
こころは前向きに働き出した母親と一緒に富山へ引っ越すことに…
正義は自力で自分の歌を売り込みに回ることに…
それぞれなるわけです。
秀じいも、こころも、正義も、この先まだまだ大変だけどこれまでの自分じゃないから…というたくましさを感じました。
お涙ちょうだいにせず、みんなが前向きに心はつながったまま離ればなれになるラストが、このドラマらしくて良かったです。
…で、オダギリジョーの歌う「月光」。いつもラストに流れる斉藤和義バージョンとは違って聞こえるほど、(いつも聞けない部分でしたよね…たぶん)
この歌が素晴らしかった!!ちょっと感動しました…
歌詞がこのドラマに、正義の生きざまに実にぴったりなんですね。
いや~良かった!
特に好きだった歌詞
「オレはオレになりたいだけなんだ
ただそれだけなんだ
誰だってそうだろ?
ロックンロールに教わった事は『人と違っても自分らしくあれ!』ってことさ」
これを3%の視聴者しか見てないなんて…
実に残念でした。
見そびれた人、早い段階でリタイアしてしまった人はぜひDVDを見て欲しいと思います。
今回の評価は…