コロコロ変わる芹沢…「鍵のかかった部屋」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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改めて言いますが、私めは刑事ドラマや推理ものってあまり好きではないんです…ぶっちゃけ言ってしまいますと…(笑)。





なので、それぞれの作品に見るモチベーションを自分なりに作ってるわけですが…





このドラマの場合、毎度のように書いている通り、それは芹沢(佐藤浩市)の存在なわけです。





フジテレビ 月曜21時
「鍵のかかった部屋」第8話



主演…大野智
脚本…岡田道尚
演出…松山博昭





…で、今回のサブタイトルが「芹沢、めざましテレビで大失言」
おっ!?こりゃ面白い回かも?と期待をさせてくれました。





そして期待に背かず、今回は芹沢が本領発揮の大活躍でした。





名うての弁護士として「めざましテレビ」にコメンテーターで出演した芹沢。





そこで漫画家が密室で死んだ事件のニュースが流れ、その姪のタレント(志田未来)が生出演。





その場で密室と言えば芹沢先生は…と持ち上げられ、そのタレントに放送中に事件解決を頼まれ、引き受けざるをえなくなってしまうのです。





このおだてに弱い軽薄さとええかっこしいのところが芹沢というキャラの笑いを生むポイントで…





今まで何件の密室殺人を…?と聞かれ、自分があまりからんでないのも入れて7件くらいなんて答えてしまうところや…





面倒くさがって榎本(大野智)や青砥(戸田恵梨香)にはこんなの事故だよ…と息巻いたくせに…





取材陣に囲まれコメントを求められたら、コロっと変わって榎本の言葉をまんまパクって密室を解いてみせると鼻息あらく大見得をきってみせます。





えらそうにしゃべりだすなり画面が黒みになる演出の妙もありましたが、こういう変わり身の早さも芹沢の笑いポイント…





あと、見栄っ張りなところもあって、今回だと若者にしか聞けないはずの公園のモスキート音(最初蚊が出ると間違えたのも笑えましたが…)を自分も聞こえるふりをしたのがツボでした…





そして今回のきわめつけが事件が解決して出た「めざましテレビ」で言ってしまったお寒いギャグ…(笑)。




犬のみぞ知る…を
犬のみそ汁といい変えて笑いが来るはずだったのに…スタジオ、シラ~~って
ガーン
いずれのシーンも濃い顔の佐藤浩市が絶妙な演技を見せてくれました。





あと芹沢以外で今回面白かったのは、ラストの榎本と青砥の会話。





すごいなぁ~って見直しちゃいました…という青砥の言葉を、自分のことと早合点してしまった榎本が…





犬のことだとわかって、ムッとし、指スリスリをやめなくなってしまうというのが…
榎本の青砥への好意もうかがえて微笑ましかったですね。





「怒ってるでしょう?」
「怒ってません」
の繰り返しのやりとりがほのぼのしてましたね…





今回の評価は…7