超ナマイキな天才子役…「リーガル・ハイ」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマのシニカルさというか、毒を含んだ切り口が私めは好きなのですが…




今回は芦田愛菜をはじめ昨今あまたいる子役たちを揶揄するかのように、ナマイキな天才子役が登場しました。





フジテレビ 火曜21時
「リーガル・ハイ」第8話


主演…堺雅人
脚本…古沢良太
演出…城宝秀則





安永メイって天才子役を演じた吉田里琴ちゃん。どこかで見た子だなと思って調べたら…
吉瀬美智子主演の「ハガネの女」の第1シリーズで、ハガネを最も手こずらせたクラスの女ボスを演じた子でした。





あの時も凄まじいナマイキぶりを演じて光ってましたが…





今回も冒頭の戦争ドラマの泣きシーンから「カット!」の声でケロッと表情が変わるところからして、子役のいやらしさをプンプンに出しており…





そのドラマをテレビで見てまんまと泣いてる黛(新垣結衣)が笑えました。





今回はこのナマイキ子役がステージママ(小沢真珠)のご乱行にたえかね、親権停止の訴えを起こすというもので…





子役に否定的だった古美門(堺雅人)が高額報酬を約束され、手のひらを返して引き受けることに…。





今回のミソは例によって、相手側の弁護をする三木(生瀬勝久)が鬼検事だった古美門パパ(中村敦夫)を引っ張り出してきて戦わせるというところ。





それによってナマイキ子役並みにナマイキだった古美門の少年期が明かされました。





サンタクロースの存在を否定して女の子を泣かせた古美門少年が、サンタクロースはいないという確たる根拠はあるのか?とパパに責められ、謝りに行かされるエピソードは2人の関係をよく象徴していました。





裁判の当初は、古美門の詭弁をことごとくパパに否定され、ノックダウン状態。




しかし、三木が姑息な手段に出たのを逆手にとって、最後には子役の名演技で勝利を手にしました。





終始クールで厳格なパパ役の中村敦夫は、途中「木枯らし紋次郎」のテーマがチラっと流れましたが、ニヒルに見えて実は温かみがあるのがよく分かり…





実は服部さん(里見浩太朗)はパパが送り込んだ人だとわかるオチは良かったですね。





服部さんが何者かは明かされませんでしたけどね…





今回は父親との関係から、いつもと違う表情を堺雅人が見せてました…





スカイツリーを見に行った父親に大きかったでしょう?と聞き、東京タワーの方が大きいと言われてしまう別れのシーンも、この親子らしい会話で、巧みな脚本でした。





古美門パパに憧れ、その息子だから部下にしたのに、手痛い目にあったらしい三木。いったい何をされたんですかね…?
気になります。





今回の評価は…7