やはり連続ドラマって基本的には主人公やヒロインには共感を抱いて見たいんですよね。
ところがこのドラマ、どうもそこをはねつける脚本や演出になっていて、
忠実に演じている向井理、尾野真千子の2人が、反感を抱かれかねず、損をしているなと思えてなりません。
TBS 日曜21時
「サマーレスキュー~天空の診療所」第2話
主演…向井理
脚本…秦建日子
演出…日比野朗
まず山小屋の娘で看護師をしていましたが何か出来事があって戻ってきたばかりの遥を演じる尾野真千子。
前回も山をナメるな!と診療所に来たばかりの速水(向井理)にガミガミ怒ってましたが…
今回も登山客の中に風邪ぎみの女性(内山理名)がいたのですが薬をあげて登山に行かせたのを聞いてバキ打ち!
そこまで言わなくても…
確かにそうだけどもうちょっと言いようが…ってくらいに怒る…怒る。
結局、その女性は登山中に具合が悪くなり、ガイドが1人しかいないため、みんなが登頂し戻るまで、そこで待つことに…
しかし、そこから動いてしまい…行方不明に。
捜索することになった速水と遥のペア。そこに速水の母が動脈瘤破裂の恐れがあり戻ってくるように…という電話が。
しかし、その用件を聞く前に遥は今はこちらが大事と携帯を取り上げ切ってしまいます。
用件くらい聞かせてあげてもね~
探すのをやめたりはしないでしょうに…。
尾野真千子が要求どおり、しっかりと演じていればいるほど、遥という女性が取っ付きにくいイヤな女性に見えていく一方なのです。
電話を切ったのは後で謝ってましたけどね…
…で、見つかって診療所に連れて戻り、速水は鮮やかに手術してみせ…
速水は面目躍如、遥も初めて笑顔を見せる…ってことになるんですが、
電話をかけなおして母の容態を知ったらもういけません。
代わりの医師が着くまではここにいて…と言う遥に対して、事情も説明せずに夜が明けたらすぐに山を下りると速水は主張し、ホントに下りてしまうんです…
せめて事情を話そうよ…
いくらめったに患者の来ない診療所でも…
家族優先の職場放棄はね~
共感をしにくいですよ、やっぱり。
なんでこういう描き方をするんですかね…
「ゲゲゲの女房」や「カーネーション」で2人のファンになった方々は戸惑っておられるのではないでしょうか?
いくらこれから変わっていくにしても、視聴者が離れてしまったら二度と戻ってこない危険性をもっと慎重に考えるべきでは…と思ってしまいました。
今回の評価は…