どうやら原作者の東野圭吾がこのドラマシリーズにご立腹だそうです。
そりゃそうですよね…
バッチリとタイトルに名前を使われてて…
豪華キャストなのに、低視聴率にあえぎ、おまけに作品の出来もあまり良くないんですから…
これでは東野圭吾の短編はあまり面白くない…と逆宣伝になってしまいますしね。
私めは原作をどれも読んでないので分かりませんが、素の原作がたとえつまらなくても脚色がうまくいっていればこんなことにはならないわけで…
脚本家の人材不足を改めて強く感じてしまいました。プロデューサーもこんな脚本ダメだ!と突っ返すぐらいあってもいいのに…
そういうプロデューサーもいないんでしょうね…どうも。
フジテレビ 木曜22時
「東野圭吾ミステリーズ」第6話
「シャレードがいっぱい」
主演…長澤まさみ
脚本…石井克人、山本健介、鎌田哲朗
演出…石井克人
今回はCMディレクターから映画やアニメの監督へとマルチに活躍している石井克人の脚本・演出。
それだけにシュールな笑いが散りばめられていたり…
アクションシーンがやけにカッコ良かったり…
今までの作品とはひと味違った作品になっていました。
しかし、東野圭吾ミステリーの良さが出ていたか…と言うとやはり疑問で…。
ミステリーとしての完成度は低かったのです。
良かったことを列挙すれば…
長澤まさみが喪服に至るまでいろんなポーズで、「都市伝説の女」の時同様に、美脚をたっぷり見せてくれたこと。
映画ばかりでめったにテレビドラマに出ない安藤政信が見られたこと。
(ちなみに今回演出の石井克人監督の「スマグラー」での安藤の怪演は一見の価値がある凄まじさです!)
池脇千鶴の豹変凄まじいキレ演技が見られたこと。
「天地人」以来のTVドラマ出演となる妻夫木聡が、まさかの役で出ていて驚かされたこと。
…ですかね。
ドラマではなかなか揃わないこの4人が揃ったのに、なんとももったいないドラマではありました…
今回の評価は…