まぁこのシーンのために、これまでの展開があったと言っていい…シーンが今回見られました。
最終回で肩透かしをくらったら、あの回のあのシーンがピークの盛り上がりだったね…ってことになりそうな…
フジテレビ 月曜21時
「リッチマン、プアウーマン」第8話
主演…小栗旬
脚本…安達奈緒子
演出…田中亮
小栗旬も石原さとみも井浦新も、ここぞって時はここぞって演技を見せてくれる人なんですね。
それが今回クライマックスの日向(小栗旬)の送別会から一連のシーン。
安岡(浅利陽介)が作った日向の振り返りVTRで、朝比奈(井浦新)と歩んだ日々を思い返し、ちょっと感傷的になった日向。
しかし、そこに朝比奈が新規事業を大手と組んで立ち上げるニュース映像が…
そして、そこに花束を持った朝比奈が意気揚々と登場。
新規事業も取り上げられ、一緒についてくるはずだった部下も離脱し…
身ぐるみはがれてポイ状態の日向は、やりきれない思いを爆発させたあげくに、一人会社を出て行きます。
来るな!と言うのに追いかけようとする真琴(石原さとみ)。真琴を引き止めようとする朝比奈。しかし、日向を好きです!!とはっきり宣言して真琴は追いかけていき…
バイクで去り際の日向に立ちふさがり、ついて行くと言いはります。
このあたりの3人の感情の交錯が、細かに構築された演技によって見事に表現されており…
ここからが再スタートと2人で記念撮影をしたあと、じゃあついて来いとばかりに手を腰に回させ、バイクで疾走…ってラストへ。
栄光から転落した男を力付けついていく女…という王道パターンながら…
カッコいいなぁ~
月9っぽいなぁ~
と素直に感銘を受けたドラマミタローでございました。
栄光を手にしながら、複雑な思いの朝比奈を、繊細な演技で見せる井浦新の好演が光りました。
この先は朝比奈が挫折していくんでしょうね。
今回の評価は…