このところ管制塔以外での出来事が続いたので、物足りなさを感じていたのですが、
今回はこれぞ理想的といえるエピソードで、こんな話が見たかったのだ…と嬉しくなりました。
フジテレビ 日曜21時
「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」第6話
主演…深田恭子
脚本…宇田学
演出…成田岳
これから政府専用機でオーストラリアへ飛ぶ国土交通大臣(橋爪淳)が視察するという設定で…
改めて空港の管制の仕事が丁寧に説明されました。
空港に近づくまでのレーダー管制と、離着陸を誘導するタワー管制のことが説明されました。
…で、何事もなく政府専用機は離陸しますが、飛行中に大臣が脳梗塞を起こし、羽田へ引き返すことになります。
心肺停止になり一刻を争う状況ですが…離陸してさほど経っていないので…燃料が多すぎて着陸できないってことに…
羽田に向かいながら燃料を捨てていく方法もありますが、それだと後続の飛行機にかかってしまう…
しかも、この後続の民間機は、エンジントラブルを起こし、こちらも早く着陸しないと危険な状態。
運の悪いことにこの日はトラブルがあり、滑走路が1つしか使えない…
政府専用機か?民間機か?
どちらを先に着陸させるかで、管制タワーは緊迫した状況に。
レーダー管制担当の近藤(要潤)は、部長に政府専用機を先に降ろせと迫っても、頑として民間機を先におろすと主張します。
結局、強引に民間機を先に着陸させるのですが、マスコミがかぎつけて管制のミスで大臣の容態が悪化した…と騒がれてしまいます。
判断は間違ってなかったはずなのに、近藤は処分を受けることになります。
一刻を争う緊迫感がみなぎり、グイグイ引き込まれる展開でした。
燃料が重いと着陸できない…とか知らないことも分かり、見応えある回でした。
まぁ…なかなかここまでの出来事は、そうは起きないので毎回こういう話というわけにはいかないんでしょうね。
それにしても深田恭子の存在感は大臣に説明しているところぐらいで、気の毒なほど薄い回でもありました。
近藤は今回の件がもとで身体に変調をきたすみたいですね。
今回の評価は…
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