女性視聴者を意識した作りに…「八重の桜」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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昨年の「平清盛」のようにはなってはいけないと

かなりNHKは必死だなと…いうのが初回を見た

感想です。





初回の視聴率は21.4%(関東地区)


これは昨年の「平清盛」の17.3%より良くて

一昨年の「江」の21.7%に近い数字です。





昨年の敗因は女性視聴者にそっぽを向かれて

しまったこと。

大河ドラマのメイン視聴者は50代以上の男女。

特に50代以上の女性に限ると初回視聴率は

「八重の桜」は24.0%。

「江」は23.0%

この層が視聴率を左右するんですね。






そこで、そんな女性視聴者を意識した

キャスティングがされていて…





NHK 日曜20時

「八重の桜」第1話



主演…綾瀬はるか

脚本…山本むつみ

演出…加藤拓






主人公は幕末の会津藩の砲術指南役の家に

生まれた男勝りの娘、八重。




冒頭にはこのドラマ前半のクライマックスになる

であろう会津戦争の時のジャンヌ・ダルクばりの

八重の活躍を見せていましたが…






今回はまだ少女時代の話。

女の子なのに鉄砲や砲術にばかり興味を持つ

八重のおてんばぶりが描かれました。






今回のメインはどちらかといえば17歳年上の

兄覚馬(西島秀俊)。

武芸に秀でた覚馬は会津藩の期待のホープで、

西洋砲術を学ぶため江戸に行き、佐久間象山

(奥田瑛二)の塾に入門します。






そこにはのちの勝海舟(生瀬勝久)、

のちに八重の夫となる尚之助(長谷川博己)、

のちの吉田松陰(小栗旬)らも同門としていて

影響を受けていくことになるのでした…




西島、小栗、長谷川、

さらには会津藩主松平容保役で綾野剛と…

まあよく集めたなという布陣。




2番目の夫役がオダギリジョーで、

今後も玉山鉄二、吉川晃司、反町隆史、斎藤工、

及川光博、加藤雅也らが続々出てくるようで、

この手法は「江」の時と同じですね。






今回の脚本の山本むつみは「ゲゲゲの女房」を

書いた人だそうで、そのへんにもNHKの意図

するものが見える気がします。






イケメンとはいえ、

西島などはしっかりした演技のできる人ですから

悪かろうはずもなく、

私めはこの山本覚馬という人物に興味がわき、

早速この人物の評伝を買い読み始めました。






八重も大した人物ですが、この兄も大変立派な人だったようです。






あと、綾野剛が彼独有の切れ長の目が活きて、

いかにも名君に見え、予想以上に良かったのが

印象的でした。






今回の評価は…7