もっとうまくやれば良かったのに、井伊直弼(榎木孝明)は通商条約締結を強引にすすめ、更に自分に逆らう勢力を安政の大獄で罰しまくったために、
尊王攘夷派たちに余計に火をつけてしまい…
NHK 20時
「八重の桜」第5話
主演…綾瀬はるか
脚本…山本むつみ
演出…一木正恵
開港して栄え始めた横浜では、攘夷派の侍が外国人を斬る事件が頻発するなど物騒なことに…
井伊のやり方に反発を覚え、吉田松陰(小栗旬)は井伊の手先で大獄を進める老中間部襲撃を計画し、捕らえられます。
佐久間象山(奥田瑛二)のもと、勝海舟(生瀬勝久)や覚馬(西島秀俊)と世界の情勢を学んだ松陰ですが、血気にはやりすぎてしまったのです。
出番が少ないながらも、取り調べに異議をとなえたり、刑に服す前も自分の意思を訴え続けるシーンは、小栗旬さすがの演技で、強い印象を残しました。
攘夷派の狙いは西洋砲術を広める覚馬にまで及び、白昼堂々と刺客が山本家に現れ、斬りかかります。
その騒ぎで勇敢にも刺客に飛びつき払いのけられた覚馬の妻うら(長谷川京子)はせっかく出来た子供が流れてしまいました。
八重とはまた違った意味でうらも強い女性なんですね。
攘夷派の暴走は遂に井伊直弼暗殺まで行ってしまいます。
水戸脱藩浪士による犯行だったので水戸討伐の声が高まりますが、会津藩主の容保(綾野剛)は国で内乱を起こしている場合ではないと反対。これは覚馬が容保にそうして欲しいと願っていたことでした。
国事にあたるには命懸けで行わねばならない…と親戚だった井伊に言われたことを肝に銘じている容保、それが会津の人々に悲劇をもたらしていきます。
最初はどうかな…と心配だった綾野剛の容保、回を追って殿様らしさが板につき、名君の風格が出てきました。
今回の評価は…
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