勲の中の父親の血…「カラマーゾフの兄弟」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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第2話から第4話にかけて三兄弟と父親文蔵(吉田鋼太郎)との関わりようを1話1人ずつ紹介され、さてでは誰なのかってことですが…




フジテレビ 土曜23時10分
「カラマーゾフの兄弟」第5話



主演…市原隼人
脚本…武井彩
演出…都築淳一




今回は文蔵の露出は少なく、最もウェイトが置かれていたのは勲(市原隼人)と涼(林遣都)のせめぎあいでした。





文蔵の違法建築指示をバラそうとして怒りを買い、つぶされそうになっている弱小工務店。




そこの幼い息子を通じて親しくなった涼は文蔵に翻意を願いますが、表面上はOKしてもさらさらやめる気はない様子。




仕方ないので文蔵の手先となっている
勲に何とかならないかと頼むのですが…




勲は至ってクールに現実をもっと見つめろ…と涼を逆に責め立てます。




文蔵を憎んでいるのに、まるで文蔵が乗り移ったかのように、嗜虐的に涼を責め立てる勲。




その迫力はなかなかのもので、がっちり受け止める林遣都共々、息詰まる緊迫感のシーンとなりました。



自分の中に流れている文蔵の血を自覚している勲は、それを呪わしく思うあまり、お前にも流れているんだと涼にも自覚を促すのです。



清く正しく医師をめざしているお前にも俗物性はあるはずだ…と。





息詰まるやりとりに引き込まれました。市原隼人は一皮むけた演技をこのドラマでは見せていますね。



今回の評価は…7

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