芭子(上戸彩)と綾香(飯島直子)。
共に罪を犯して服役し、出所してきた2人。
出所してからの暮らしの方がツラくて、わざとまた罪を犯し刑務所へ逆戻りする前科者も、実際いるそうですが…
彼女たちも幸せをつかむのは、なかなか難しいようで…
NHK 火曜22時
「いつか陽のあたる場所で」第6話
主演…上戸彩、飯島直子
脚本…高橋麻紀
演出…山内宗信
岩瀬(斎藤工)と親しさを増し、真剣に交際を申し込まれているのに、ただ漠然と断るしかない芭子。
岩瀬にしてみれば何でダメなのか?そりゃ悩みますよね。自分に原因があるのか、芭子に事情があるのかも分からないし…
一方、パン屋で働く綾香にも、綾香に好意を寄せ毎日のように買いにくる佐伯(長谷川朝晴)という男が現れ、
この男、子連れのヤモメで弁護士。優しく善良な人柄で、綾香と結婚前提で付き合いたいようなのですが…
曲がりなりにも人を殺した綾香は、自分は幸せになるべきでない…と固く肝に銘じているようで、きっぱり拒むのです。
綾香の覚悟を聞いて芭子は、綾香は他人を元気にするために笑ってるけど、自分のためには笑ってない…
早く自分のことで笑える日が来て欲しい…と願うのでした。
岩瀬の芭子に何か事情があっても、すべて受け止めたい…という言葉に甘えてみたくなった自分と、綾香との違いを芭子は痛感するのでした。
綾香のかかえる孤独の深さが改めて浮き彫りになりました。
飯島直子が実に深い演技をしています。
前回、綾香の背中を押してくれた飯倉さん(江波杏子)。子供との間に何かあったんだなと思ったら、やっぱりでしたね。
でもあの娘もDV父親から死んだ姉を守らなかったからって、あそこまで母親を悪く言わなくてもいいのに…とは思いましたけどね。
今回は逆に綾香が飯倉さんを慰め、こういう情の通い合いっていいなと思いました。
次回はたちの悪い服役仲間が現れて脅迫されるようで、依然として前途多難のようです。
今回の評価は…
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