凄みを増してきた脇キャラたち…「書店員ミチルの身の上話」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマが面白いのは、身勝手な行動でまわりを振り回していたミチルが、だんだんまともになっていって、




振り回されていたはずの周りの人々が本性をむき出しにし始めて、逆にミチルを苦しめるようになってきてるってところにあります。




NHK 火曜22時55分
「書店員ミチルの身の上話」第6話


主演…戸田恵梨香
脚本、演出…合津直枝



まずは豊増(新井浩文)。
この男、とことんダメなヤツで、
カードの明細で不倫旅行が奥さんにバレかけたら、同僚に使わせたとひどい言い訳するし、
会社での使い込みが会社にも妻にもバレるし、
立石(濱田マリ)との関係もズルズルと続けてるし、
ミチルとの関係を立石にばらしちゃうし、
たぶん立石からミチルの宝くじの情報を聞いてミチルに金をたかるみたいだし…




淡々とポーカーフェイスでダメっぷりを演じている新井浩文が絶妙の演技です。思慮の浅い男のふわふわした感じをよく出してます。






そんな豊増との関係が唯一のはけ口である立石。久太郎(柄本佑)に豊増の所へ行かせたのもコワいけど、根拠もなくミチルが高額当選したと思い込み言いふらしているのも不気味で…




極めつけは豊増からミチルとの関係を聞いた後にもらした
「若い子は全部持っていくね、かなわないわ~」という言葉。
その後豊増にミチルの2億円当選を吹き込むんですが…




中年独身女性のおぞましいまでの怨念を感じさせ、怖~~と身震いしました。




そして、怖いといえば、相変わらず冷静にミチルに引っ越さない方がいいとか、窓をあけてきたら…とか指示する竹井(高良健吾)も怖い存在で…




久太郎が殺された時に飲んでたワイン
をすすめたら、無神経だと怒るミチルに、逆に自分が何のバイトをしてるかも知らず無関心だったことを責める竹井が…積もり積もったものを感じさせ、不気味な緊張感を与えました。




高良健吾のただ者でなさがよく出ています。





豊増にミチルを弄ぶなと凄む初山役の安藤サクラも含め、贅沢なまでの演技バトル。
堪能しました。




次回は久太郎を殴り殺した高倉(寺島咲)が死んじゃうみたいです。
事態はドンドン悪化していきますね。




今回の評価は…7


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