第1話を見ただけではまだ評価しづらいですね。
評価の分かれるドラマだと思います。
フジテレビ 水曜22時
「家族ゲーム」第1話
主演…櫻井翔
脚本…武藤将吾
演出…佐藤祐市
櫻井翔演じる吉本荒野という家庭教師が家族を集めて面談するところから始まります。
受け持つ次男(浦上晟周)は学校でいじめにあって引きこもりで不登校中。
次男にだけ問題がありそうに見えて、人事部に異動しリストラを言い渡す役目の父親(板尾創路)も、なんでも夫に聞かないと何も決められない母親(鈴木保奈美)も、文武両道に優秀な長男(神木隆之介)も、
みな問題を抱えていそうで、それをぶち壊したいのが吉本のもくろみ。
5日で次男を学校に行かせなかったらクビという約束をした吉本は手段を選ばず、
ドアを頑丈なものにし、窓も外からふさぎ、(やり過ぎですけどね…(笑))
次男を監禁状態に。
更にクラスで唯一友だちでいたことのある生徒が出してるふりしてメールのやりとりをし、
まんまと学校へ行かせます。
しかし、学校に行ったらホントのことを知らされ、再び家に逃げ帰ります。
逃げてきた次男をボコボコにし、強くなれ!現実はもっと過酷なんだ!と教え込むのです。
相当ひどいことをしているのに、櫻井翔が演じると、不思議とマイルドになる。そこが良くも悪くも櫻井翔。
脚本や、演出の狙いは分かっていて、彼としては思い切った演技をしてはいるんですが…
得体の知れない不気味さや、虚無感、狂気みたいなものが、もう一つ迫ってこない。もっとできると思うんですがね。
しばらく様子を見たいと思います。
神木隆之介が長男の何か裏がありそうな感じをさすがにうまく演じていて、期待がもてます。
次男役の浦上晟周は、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」でも少年特有のナイーブさを好演してましたが、今回もデリケートな演技を見せています。
しかし、学校にまつわるドラマはどれもイヤないじめだらけで、見ていてホントつらい気持ちになります。
今回の評価は…
あえて辛めにしときます。
6.5くらいなんですが…
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