痛快時代劇風の企業ドラマ…「半沢直樹」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いや~面白かった!
溜飲が下がるとはまさにこのこと。
よくぞ言った!負けるな半沢!
ここまで応援したくなる主人公も久しくなかったかもしれません。




TBS 日曜21時
「半沢直樹」第1話    


主演…堺雅人
脚本…八津弘幸
演出…福澤克雄




痛快となるには、大事なのは悪いヤツがしっかりワルであることですよね。
まずこのドラマはそこが明確なのがいい。




主人公の半沢直樹(堺雅人)は東京中央銀行西大阪以外支店の融資課長。
父親(笑福亭鶴瓶)はネジ工場の社長で、銀行から融資を見放され首吊り自殺。




生前に父親が直樹に言ったロボットみたいな仕事をしたらいかん、人間として血の通った仕事をしないと、という教えを守り、曲がったことには上司であろうと楯突いていきます。




自分の出世のため最優秀店舗になりたくて、無理に融資を進めさせ、それが失敗したら一転、半沢1人の責任にしようと必死の支店長(石丸幹二)。

その腰巾着に副支店長(宮川一朗太)。

虎視眈々とトップの座を狙っているらしきスピード出世の常務(香川照之)。

まんまと粉飾決算で融資させ、倒産して逃げ回っている鉄鋼会社社長(宇梶剛士)。

ワルではないが銀行を目の敵にしているおねえ言葉の国税査察官(片岡愛之助)。




どの役者も、嬉々として卑劣なやつ、イヤなやつを演じていて、アクセントが強い分、主人公の忍耐や怒りが引き立つのです。




本社勤務の同期(及川光博)に何を言われても謝っておけ、と釘をさされたのに、人事部と融資部のお偉いさんの事情聴取で…




遂に怒りを爆発させてやりこめ、損失した5億は必ず取り返してみせると大見得をきるクライマックスは、痛快の極みでした。




堺雅人の弁舌がさえわたります。
「やられたら倍返しだ!」
は、毎度のように出てきたら、流行るかもしれませんね。




緊張感あるシーンばかりでは疲れるので、家では半沢は年下の妻(上戸彩)に言われ放題で頭が上がらないという設定になっていて、緊張感を緩和させています。



それと社宅で奥さん同士の付き合いの難しさも描かれ、そのへんが男くささをやわらげています。




上戸彩の演技は好きずきがあるでしょうね。




壇蜜の社長愛人もご愛嬌です。




半沢がどう巻き返していくかが楽しみです。
日頃上司に逆らえずストレスのたまっている人には男女問わずオススメです。




今回の評価は…7








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