今回も満足な面白さでした。
テンポよくぎゅっと詰まった中身で、スリリングな攻防戦を楽しめました。
TBS 日曜21時
「半沢直樹」第2話
主演…堺雅人
脚本…八津弘幸
演出…福澤克雄
銀行から融資をせしめてから計画倒産をし、逃げ回って優雅な暮らしをしている西大阪スティールの東田社長(宇梶剛士)
その東田から融資した金を回収すべく必死の半沢(堺雅人)と東田を脱税で追っている国税局査察部の黒崎(片岡愛之助)
今回は東田にハワイに持つ隠し資産の別荘をめぐる情報戦と、どちらが差し押さえるかの争奪戦。
半沢は東田の下請けで連鎖倒産した竹下(赤井英和)を味方につけ、竹下の紹介で同じ境遇の板橋(岡田浩暉)も味方にする。
ところがこの板橋は裏で東田と通じて恩恵を受けたワルで、半沢の行動を流し、渡された書類も処分しようとします。
しかし、半沢はちゃんと板橋が東田に
通じているのを見破っていて、板橋の悪事をバラすぞと脅し、別荘のありかや、今の東田の居場所も白状させます。
この脅すところの迫力が凄まじく、あんたは悪い人かも?と竹下が疑いたくなるのも分かります。
一方で黒崎は銀行に残る記録からかぎつけようと必死で、抜き打ちでガサ入れに来たり、こちらとの攻防戦も油断のならない状態。
愛之助が濃い演技で、ちょっとやり過ぎ感もありますが、面白いです。
黒崎は手段を選ばない男で、せっかく半沢が同期の渡真利(及川光博)に頼み、差し押さえさせた別荘を、本社の法務部担当を脅して解約させ、国税局が差し押さえてしまいます。
半沢は東田以外にも、足を引っ張る上司たち、さらに黒崎まで敵なわけで、
倍返ししなきゃいけない人だらけなわけです。
東田の居場所に着いたかと思いきや、誰か銀行内に内通者がいるらしく、東田は別の場所に…
なかなか手ごわい相手です。
宇梶剛士がとことん憎々しく演じていて、悪役はこうじゃなきゃって感じの好演です。
今のところ敵でも味方でもない大和田常務(香川照之)の存在も不気味ですしね。
香川照之の顔芸ともいうべき、表情のゆがませ具合が見どころです。
今クールでは、ダントツに面白いドラマですね。
今回の評価は…
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