歌舞伎界版「花より男子」…「ぴんとこな」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いや~長い初回でした。
なんで2時間以上もやらなきゃならないのか?不思議でなりません。



メインの3人は頑張ってましたけどね。2時間ガマンして見て、最後にあんな舞台を見させられても…




TBS 木曜21時
「ぴんとこな」第1話


主演…玉森裕太
脚本…高橋麻紀
演出…河合勇人



内容は特に恋愛部分はいかにも原作が少女コミックという感じ。



梨園の御曹司の恭之助(玉森裕太)は「花より男子」の道明寺で、恭之助が好きになってしまう気の強いあやめ(川島海荷)はつくしのようなキャラクターです。




恭之助は稽古に身が入らず、お粗末な舞台をつとめているのですが、幼い頃から歌舞伎が大好きなあやめに厳しく批判され、



しかも、そのあやめが恭之助を敵視する一弥(中山優馬)を小さい頃から好きで今も慕い続けていると知り、余計に恋の炎を燃やします。



その一弥は恭之助と違い、一般家庭から歌舞伎俳優養成所に入り、歌舞伎役者になったものの、脇役に甘んじず、主役をはれるようになりたいと思っている野心家。



娘しかいない師匠(榎木孝明)の弟子のため、娘婿になろうとしている様子。



いまだに名門の出身でないとなかなか主役になれない歌舞伎の世界のしきたりが、重くのしかかってくるところが面白いところ。




名門の御曹司は御曹司で生まれた時から決められたレールに悩んでもいるのです。



玉森裕太は、「美男ですね」「信長のシェフ」と作品ごとに成長を感じさせ、今回も成長のほどを見せています。



川島海荷ものびのびと井上真央ばりの演技をしていますが、いささか演技のスケールが小ぶり。




中山優馬はまっすぐな目力の強さはいいのですが、演技にはまだ硬さがあります。




しかし、恭之助の相手役の完二郎(山本耕史)が、公演当日ぎっくり腰になり一弥が抜擢された舞台。



玉森も中山もきっと稽古は懸命にやったんでしょうが…




演技もさることながら、カツラはブカブカだし、化粧は下品に濃いし、




あれはひどすぎます。
台無しの破壊力!




演出スタッフはいかにこの演目部分を減らし、上手く見えるようごまかすかを努力すべきでしょう。




2人に本職のようにやれと言っても無理な話ですからね。



玉森裕太はまだのっぺりしているのでいいのですが、中山優馬は顔が鋭角的で細過ぎて女形になると貧相になり、損な顔立ちなんですね。




そういう意味ではミスキャストです。
彼が悪いわけではないのですが…





今回の評価は…6



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