これまでの「救命病棟24時」らしくなってきたな~とは思いますが、まだいろいろと難点もあり…
フジテレビ 火曜21時
「救命病棟24時」第6話
主演…松嶋菜々子
脚本…飯野陽子
演出…高野舞
いろいろ詰め込みすぎで一つ一つのエピソードが深くまで描かれないというのが今シリーズの欠点ですが、
今回はクモ膜下出血で救急搬送されてきた藍子(伊藤歩)を中心とした話にはなっていたので、
それにからむ小島(松嶋菜々子)の活躍が見られることは見られました。
腹黒いセンター長(手塚とおる)が、自分が所属する脳外科での医療ミスを隠蔽し、救命救急センターの失態にしようとした悪だくみを、
半沢直樹ばりにやりこめる…という話にしぼれば、もっと見やすかったはず…
しかし、藍子の父親がやり手実業家で、自分の娘を優先させろと暴れたり、
搬送されてきた路上生活者を桜庭師長(安寿ミラ)ら看護師たちが、生活保護費を巻き上げる悪徳業者から守る…なんて要素も盛り込むので…
あの父親が医療ミスで訴えないわけがないのに…と気になったり、
院長(段田安則)が実は元救命医で桜庭師長はその頃の戦友だったとか、進藤の指導医だったとか話になり、
院長のキャラや思惑がますます混迷の一途をたどり…
肝心のメインストーリーが雑な扱いになり、印象が薄まるばかりなのです。
師長の奮闘に勇気づけられ小島が脳外科に掛け合いに行くってことだったのに…
そこは見せずにいきなり落ち度を発表…って。
教授の許可なしにあんなもの見せないでしょう、脳外科の人たちも…
そこの努力を見せてくれないと…
小島の甥っ子の夕くんのキャラクターは良いので、運び込まれてきて、その手にタンポポがあった時はグッときましたが、
あれも前回の予告でバラしてしまっていたので、驚きは薄かったです。
予告では伏せといてくれないと…
なんか今回は誉めるつもりだったのに
結局けなしてしまいました。
次回も予告で見せすぎ、流れがすっかり分かってしまい興味半減。
いやはや…
今回の評価は…
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