宇宙人が日常にいる不思議…「スターマン」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマの面白さはごく平凡な日常の描写の中に、地球人の姿をした宇宙人が普通な感じでいるという不思議さ、チグハグさにあります。




星男(福士蒼汰)もそうですが、重田さん(國村隼)のくだりが回を追うごとに面白くなっているのも、そこなのです。






フジテレビ 火曜22時
「スターマン・この星の恋」第6話


主演…広末涼子
脚本…岡田惠和
演出…白石達也




例えば佐和子(広末涼子)と重田さんが働いているスーパーの厨房。毎回登場するこのシーンは、パートのおばさんたちが働く生活臭がプンプンした場所なんですが…




そこに実は宇宙人らしい重田さんが、素知らぬ顔で惣菜を揚げているという微妙な違和感により、なんともいえない不思議さを醸し出しているのです。





重田さんの首回転を見て、すっかり宇宙人と確信した祥子(有村架純)は、つい重田さんが宇宙人だと口走ってしまいますが…




そんなわけあるか~い!とみんな真に受けたりはしない…
そんな平凡な地球人の強さみたいなものが何とも面白いんです。




それは星男に対するおばあちゃん(吉行和子)も同じ。宇宙人の星男が蘇り
首回転するのを見ても、長生きすると
いろんなものが見られると喜ぶ度量の大きさ。宇宙人も地球人のおばちゃんにはかなわないのです。





その面白さは重田さんの怖い奥さん(角替和枝)も同様で、祥子とキスしたことを後ろめたく思っている重田さんの心を透視するかのように、ズバズバと切り込んでくるのです。




目をキョロキョロさせてドギマギする重田さんが何ともキュートでした…(笑)





とはいえ、この鬼嫁も実は重田さんが宇宙人であることは知っているようで、結婚して40年もの間、いつ宇宙に帰ってしまうのかを内心恐れながら生きてきたんだろうな…と思うと、




不思議といじらしく感じられました。
そのへんが脚本のうまさですね。





黒星男が子供たちと楽しい時間を死ぬ前に持てたのは良かったです。




今回の評価は…7



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